京の算数学問題#1353

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算数学コラム
なぜ理解しているのに点が取れないのか
「家で解くとできる」「授業も分かってるはず」なのに、テストだけ点が伸びない。
このタイプは、実は“理解不足”というより テストで求められる力と、普段の練習がズレていることが多いです。
テストでは、ただ解けるだけでなく
- 問題文を正確に読む(条件の読み落としをしない)
- 時間内に解き切る(止まらない)
- 形式に合わせて答える(単位、途中式、書き方)
- ミスに気づいて直す(見直し)
といった“試験モードの力”が必要になります。
塾でもよく見るのは、次の3パターンです。
よくある原因3つ
原因1:読み落とし・写し間違い(理解より「作業ミス」)
よくある症状
- 「〜より大きい」「〜以下」「何こ多い」を読み飛ばす
- 数字や単位を写し間違える
- 問い(最後の文)を見ずに式を立てる
塾でよくある例
- 文章題で「ぜんぶで」に反射で足す
- 単位(cm/m、分/時間)を書き忘れて×
- 途中で問題の数値を変えてしまう
→ 内容は分かっているのに、ケアレスミスで落とすタイプです。
原因2:解き方の「型」が固定されていない(止まって時間が足りない)
よくある症状
- 繰り上がり・繰り下がりで毎回考え直す
- 文章題で「足す?引く?」から迷う
- 2桁計算を暗算で粘って時間が溶ける
塾でよくある例
- 「10を作る」「10に戻す」などの型が入っていない
- 筆算の書き方がぶれて、桁がずれてミス
- 計算は合う日もあるが、処理スピードが安定しない
→ “理解している”のに、手順が毎回違う=遅くなるタイプです。
原因3:見直しができない(または見直しのやり方が違う)
よくある症状
- 見直し=答えを眺めるだけ
- 時間がなくて見直せない
- 見直しで同じ計算をもう一回やって、同じミスを繰り返す
塾でよくある例
- 逆算チェックを知らない
- 条件・単位の確認をしない
- ケアレスミスが多いのに、見直しポイントが決まっていない
→ 「ミスに気づく力」が弱くて点が伸びないタイプです。
家庭でできる対策(今日からできる)
1)読み落としを減らす「3点チェック」をルーティンにする
テストや宿題の前後で、これだけ確認をしておきます。
- 最後の文に線(何を求める?)
- 数字・単位に丸(cm/m、円、分など)
- 条件に四角(以上/以下、何こ多い、あまり など)
これで原因1がかなり減ります。
2)解き方の「型」を2つだけ固定する(迷いを消す)
やり方を増やすほど遅くなります。
- 足し算:10を作る(8+7→8+2=10→+5)
- 引き算:10に戻す(13−8→13−10=3→+2)
小学校低学年はまず「今日はこの型でやる」だけで、止まる時間が減り、スピードが安定します。
3)見直しは「10秒チェック+逆算1回」に変える
見直しは“気合い”じゃなく“場所を決める”が正解。
1問ごと10秒チェック
- 数字・単位の写しミスがないか?
- 条件を読み落としていないか?
- 位はそろってるか?(筆算)
最後に逆算1回(必要な問題だけ)
- 足し算:答え−片方=もう片方
- 引き算:答え+引いた数=元の数
これで原因3が減ります。
おすすめの練習の仕方
- 宿題を増やすより、「間違い直しを1問だけ深く」
- 「できた問題」ではなく “落とした問題だけ”繰り返す
- プリント学習が多い子ほど、翌日に 見ないで1問(思い出す練習)
まとめ
算数ができるのにテストで点が取れない子は、多くの場合
- 読み落とし・写しミス
- 解き方の型が固定されていない(時間不足)
- 見直しができない(やり方が違う)
この3つのどれか(または複合)です。
家庭では、線・丸・四角のチェック → 型を2つ固定 → 10秒見直し+逆算これだけでも点が伸びやすくなります。
京の算数学 解答#1353




