小1の繰り上がりができない原因と直し方 10のまとまりでスッと解ける! 京の算数学#1330

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算数学コラム

「たし算はできるのに、9+6とか8+7になると急に止まる…」
小1の“繰り上がり”でつまずくのは、珍しくありません。

実は繰り上がりができない原因の多くは“計算力”じゃなくて「10のまとまり」という数の概念が弱いことが多いのです。
ここを整えると、繰り上がりはできるようになります。


そもそも繰り上がりって何?

簡単に言うと、10をまたぐたし算のことです。

  • 7+2(10をまたがない)→指の数で足りる
  • 8+7(10をまたぐ)→「10を作る」発想が必要

だから小1の繰り上がりは、暗記というより 考え方(10を作る)の練習なんです。


小1で繰り上がりができない原因TOP5

当てはまるものがあるほど、段階的にフォローが必要です。

1) 「10のまとまり」が弱い

  • 12を「10と2」に分けられない
  • 9にあといくつで10?がすぐ出ない
    → ここが弱いと、繰り上がりで100%つまづきます。

2) 数の分解・合成が苦手(7を2と5に分ける等)

繰り上がりは、足す数を分けて10を作るのが基本。
分けられないと手が止まります。

3) 指で数える・数え足しに頼りすぎ

指は悪くないけれど、10をまたぐと数え間違いが増えやすい&時間がかかる。
どうしても指を使いたい場合は紙に途中式のメモをしておきましょう。

4) 「繰り上がり=ルール暗記」になっている

「こうやるんだよ」と手順だけ覚えると、ちょっと形が変わっただけでできなくなります。
大事なのは “なぜそうなるか”です。

5)記憶力の問題

計算のやり方は合っているのに途中で足したのか引いたのかわからなくなる場合は、
ワーキングメモリに原因がある可能性が高いです。
並行して記憶力のトレーニングが必要です。


3分でできるチェック(ここが弱いと繰り上がりが苦しい)

口で答えられればOKです。

  • 12は「10と( )」
  • 9にあと( )で10
  • 8にあと( )で10
  • 7を( )と( )に分けて10を作るなら?(例:3と4)

直し方:最短で伸びる3ステップ

ステップ1:10のまとまりを“見える化”する(1〜3日)

おすすめは 10のまとまりが目でわかる道具です。

  • 10個のブロックを輪ゴムで束ねる
  • 10のわく(10マス)に置く
  • おはじき10個を“1セット”にする

例)12なら
「10(1セット)+2」
この感覚が繰り上がりの土台です。

ステップ2:「10を作る」練習だけをする(4〜7日)

繰り上がりは、これができればおおよそは大丈夫です。

8+7は、7を2と5に分けて、8+2=10、10+5=15

この“10を作る”型を固定します。

よく使う型で成功体験を

  • 9+□ → □を「1と残り」に分ける
  • 8+□ → □を「2と残り」に分ける
  • 7+□ → □を「3と残り」に分ける

例)

  • 9+6 → 9+1=10、残り5 → 15
  • 8+7 → 8+2=10、残り5 → 15
  • 7+8 → 7+3=10、残り5 → 15

※最初はゆっくりでOK。「作れた!」が大事。

ステップ3:「書き方の型」で足し忘れを防ぐ(8日目〜)

繰り上がりで多いミスは、10を作った後の“残り”を忘れること。

なので、途中式はこれで固定します(ノートにそのまま書く):

  • 8+7
    → 8+2=10
    → 10+5=15

「残りの5」が目に見えるとミスが激減します。


よくあるミスと、すぐ効く対処

ミス1:10を作ったのに、残りを足し忘れる

途中式を2行にする(10+残り を必ず書く)

ミス2:9+6が16になる(数え間違い)

→ 9は「あと1で10」って言葉に出して、9+1=10を先にやるというルーティンをつくる。

ミス3:やり方が毎回バラバラ

→ 最初は統一でOK。
「10を作る型」だけで押し切ると安定します。

親の声かけテンプレ(ケンカになりにくい)

「なんでできないの!」は絶対ダメですよ!

  • ○「10を作るなら、あといくつ足す?」
  • ○「今、( )を( )と( )に分けたんだね」
  • ○「正解より、今日は“10を作れたか”が合格」

“やり方を当てるゲーム”にすると、空気が良くなります。

それでも苦しいとき(焦らなくてOK)

  • 10のまとまりがかなり不安
  • 数の順番・大小比較も怪しい
  • 家でやると毎回バトルになる

こういうときは、家庭で抱え込まず、つまずきの場所(10のまとまり/分解)を整理して戻るのが早いです。等学習塾では1対1授業と少人数コースを分けて行っていますので状況に応じて個別対応も可能です。


まとめ:繰り上がりは「10を作る」ができれば解ける!

  • 原因の多くは「10のまとまり」不足
  • 直し方は 10の見える化 → 10を作る → 書き方の型
  • 1日5分×2週間で十分変わる

京の算数学 解答#1330

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