京の算数学問題#1225

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算数学コラム
最近話題の「生成AI」。
レポートの下書きや英作文、アイデアづくりまで、
あっという間に助けてくれる便利なツールですよね。
でも、AIが得意なのは“考えてくれること”ではなく、
「人の考えを形にするお手伝い」です。
だからこそ大切なのが、
AIに“頼りきり”になるのではなく、
AIを“上手に使いこなす”力を育てること。
「使う」と「使われる」は、ほんの少しの違い
AIを使うとき、
子どもたちの姿勢には2つのタイプがあります。
「使いこなす子」
→ AIに質問したあと、自分の言葉で考え直す。
「この答え、本当に合ってるかな?」
「違う角度からも考えてみよう」
AIをきっかけにして、自分の考えを広げます。
「使われる子」
→ AIの答えをそのまま使ってしまう。
「AIが言ったから、これでいいや」
AIに考えさせてしまう状態です。
どちらも「間違い」ではありません。
ただ、少しの意識の差が、
「考える力」を育てるか、「受け取るだけ」になるかを分けるのです。
「AIを使いこなす子」が身につけている3つの力
①自分で“問い”を立てる力
AIは質問されたことには答えられますが、
「何を聞くべきか」までは教えてくれません。
だからこそ、
「なぜそうなるんだろう?」
「他にどんな考え方がある?」
という“自分の問い”をもつ子が、
AIをもっと深く、面白く使いこなせます。
②「比べて選ぶ」力
AIの答えがいつも正しいとは限りません。
時には間違った情報を混ぜることもあります。
そんなとき、
「ほかの資料も見てみよう」
「先生や友だちの意見も聞こう」
と、自分の判断で情報を選ぶ力がある子は、
AIを「道具」として冷静に使えます。
③「自分の言葉で考える」力
AIの答えを読んで、
「私はこう思う」
「この部分はちょっと違うかも」
と、自分の考えをつけ加える練習をすること。
これが、AIを“相棒”にできる第一歩です。
保護者ができるAI時代の関わり方
家庭でも、ちょっとした声かけで
「AIを使いこなす力」は伸ばせます。
1. 一緒にAIを使ってみる
お子さんが調べ物をするとき、
ChatGPTなどを親子で一緒に使ってみましょう。
「どんな質問をしてみる?」
「出てきた答え、どう思う?」
と問いかけるだけで、
“考えるAI活用”に変わります。
2. 「AIの答え=正解」じゃないと伝える
AIの答えが違っていてもOK。
「AIも人間が作ったものだから、間違えることもあるんだよ」
と伝えてあげることで、
情報を鵜呑みにしないリテラシーが育ちます。
3. 「自分の考え」を尊重してあげる
AIの意見より、子どもの意見を大切にしましょう。
「あなたはどう思う?」
「その考え、面白いね!」
と声をかけるだけで、
“自分の考えを持っていいんだ”という自信になります。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
AI時代に必要な「考える力」「問いを立てる力」を大切にしています。
AIを使って効率よく学ぶことはもちろん、
「自分で考え、選び、表現する」学びをサポート。
“AIと共に学ぶ力”を育てることで、
どんな時代でも学び続けられる子を育てています。
まとめ
- AIを“使う子”と“使われる子”の違いは「考え方」にある
- 大切なのは、AIを信じすぎず「自分の頭で考える」こと
- 問いを立て、情報を選び、自分の意見をもつ力が未来を支える
- 京都市中京区のアイデア数理塾では、AI時代に必要な思考力を育てています
京の算数学 解答#1225




