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京の算数学問題#1202

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算数学コラム
こんにちは。
京都市中京区の「アイデア数理塾」代表、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
2学期中間テストが終わり、
「思っていたより点が取れなかった…」
「努力したのに結果が出なかった…」
と感じているご家庭も多いのではないでしょうか。
でも、ここで大切なのは“結果”よりも“これからどう動くか”です。
実は、テスト直後こそ最も成績が伸びるタイミング。
今回は、「失敗を次につなげる立て直しの3ステップ」をご紹介します。
1. 点数ではなく「原因」を見る
まず最初にやるべきことは、
「なぜその点数になったのか」を分析することです。
テストの点数だけで一喜一憂するのではなく、
次の3つの視点で振り返ってみましょう。
(1)わからなかった内容はどこか?
→ どの単元・どの問題形式でつまずいたのかを具体的に。
(2)ケアレスミスの種類は?
→ 「計算ミス」「読み間違い」「問題の飛ばし」など、傾向を把握。
(3)時間配分・勉強計画に無理はなかったか?
→ 「時間が足りなかった」「復習範囲が広すぎた」なども重要な要素です。
分析を丁寧に行うことで、「何を直せばいいか」が見えてきます。
ここが立て直しの出発点です。
2. 「小さな成功体験」を積み直す
テスト後に一番避けたいのは、
「どうせ頑張っても変わらない」という気持ち。
でも、点数は一気に上がらなくても、
“できるようになった感覚”はすぐに作れます。
たとえば――
- 苦手な計算を1日5問だけ正確に解けた
- 英単語テストで満点を取れた
- 授業ノートを自分で整理できた
こうした小さな成功体験を積むことで、
「やればできる」という実感が戻ります。
テスト後の落ち込み期に必要なのは、
“再スタートを切れる自信づくり”です。
3. 「次のテスト日」から逆算する
立て直しの最終ステップは、“行動の計画化”です。
次のテストがいつかを確認し、
「あと何日あるか」をまず出してみましょう。
そこから――
- 残りの単元を何日で終わらせるか
- 苦手範囲をどの週に復習するか
- 定期的な確認テストをいつ入れるか
を逆算してスケジュールを作ることで、
「なんとなく勉強する」から「計画的に積み上げる」に変わります。
特に2学期は内容が難しく、定期テストの点差が大きく開く時期。
早めの修正と、少しずつの積み上げが次の結果を左右します。
アイデア数理塾のサポート例
アイデア数理塾では、テスト後に必ずテストの見直しを行っています。
- 間違いの傾向を一緒に分析し
- 苦手単元を“短期で克服”するためのミニ課題を設定し
- 次のテストまでの“リスタート計画”を一緒に立てる
この3段階を通じて、「やりっぱなし」にならない学習習慣をつくります。
また、短時間で効果的に復習する“15分ルール学習”も取り入れ、
部活と勉強を両立しながらでも立て直せる仕組みを整えています。
まとめ:中間テストの“失敗”は伸びるチャンス
中間テストの結果が思わしくなかったとしても、
それは「今の勉強法を見直すチャンス」です。
大切なのは、
- 原因を正確に知ること
- 小さな成功を積み上げること
- 次に向けた計画を立てること
この3つを意識すれば、
期末テストまでの1か月半で確実に立て直すことができます。
落ち込むよりも、
「ここからどう変わるか」に目を向けていきましょう。
京の算数学 解答#1202
