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京の算数学問題#1199

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算数学コラム
中学2年生の秋から始める「3教科中心」の受験準備とは
みなさんこんにちは。
京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
最近、保護者の方から「京都の公立高校入試が変わると聞いたけど、いつから準備すればいいですか?」というご相談をよくいただきます。
実際、2027年度入試(現中2が対象)から制度が大きく変わります。
そのため、今の中学2年生は例年以上に「早めの計画」が必要です。
今日はその中でも、英語・数学・国語の3教科を中心に、
「今からできる現実的な勉強計画」をお伝えします。
1. 中2の今、なぜ「3教科」に絞るのか
入試は5教科ですが、すべてを一度に完璧にするのは現実的ではありません。
特に中2の今からは、
土台を作る教科=数学・英語・国語に集中することが最も効果的です。
理由は次の3つです。
- 数学・英語は積み上げ型科目
前の単元が理解できていないと次に進めません。
たとえば「文字式」「方程式」でつまずくと、中3の関数・図形に波及します。 - 国語はすべての教科に影響
文章を正確に読み取る力が理科・社会・英語の読解にもつながります。 - 中3で理社を一気に伸ばす余裕を作る
2年のうちに主要3教科を安定させることで、
3年になったときに理科・社会の得点アップに集中できます。
2. 数学・英語・国語の具体的な計画
(1)数学:苦手単元を“分解して”克服する
- 苦手単元を一気に解決しようとせず、「どこでつまずいたのか」を明確に。
- たとえば「連立方程式が苦手」なら、まず「文字式」「1次方程式」を復習。
- 毎日10〜15分で1ページでもいいので“継続型”にする。
💡おすすめ
特に計算スピードを上げるには「計算の体幹トレーニング」のような短時間ドリルで、スピードと正確性を養うと◎。
(2)英語:教科書の音読+文法整理で基礎固め
- 文法は「現在完了」「不定詞」「動名詞」など、2年後半の山場を徹底整理。
- 1日1ページでも音読を入れることで、リスニング力と記憶定着が同時に伸びます。
- 長文は「日本語訳」よりも「文構造を読む」練習を。
💡おすすめ
教科書の本文を「自分の言葉で説明できるか?」を目標にすると、英作文にもつながります。
(3)国語:問題集より“日常的な読書+要約”
- 国語は“感覚科目”と思われがちですが、論理的に鍛えることができます。
- 新聞コラムや短い文章を読んで「要するにどういうこと?」を一言でまとめる習慣を。
- テスト対策では「設問の条件に沿った答え方」を意識することが大切です。
💡おすすめ
1週間に1本、社説やニュース記事を親子で一緒に読むだけでも効果的。
3. 3年になったときの“伸びしろ”を最大化するために
2年のうちに基礎3教科を固めておくと、3年で以下のような展開が可能です。
- 理科・社会を“暗記→理解”へ発展させやすい
- 模試や実戦問題で点数の安定感が増す
- 入試直前に「過去問演習」に集中できる
入試は短距離走ではなく長距離走です。
今の段階で「3教科の土台を固めること」が、最終的な合格への最短ルートになります。
4. アイデア数理塾の取り組み
アイデア数理塾では、京都府の入試制度の変更に合わせて、
中2からの“逆算型学習計画”も指導しています。
- 数学は「考え方を言語化できる力」
- 英語は「読んで・書いて・聞けるバランス」
- 国語は「根拠を持って答える力」
を中心に、2年の冬から3年春へスムーズに移行できるよう設計しています。
ただし当学習塾は数学・理科に特化している学習塾のため、他塾さんと連携をとりながら科目を分担して指導に当たっています。
「まだ2年生だから…」ではなく、
「2年のうちに“考える力”を仕上げる」ことが、
これからの京都府公立入試で最も重要になります。
まとめ
- 京都の公立高校入試制度が2027年度入試より大幅に変更
- 中2の今は、数学・英語・国語の3教科に集中
- 3年で理社を一気に仕上げるための“土台づくり”を意識
- 計画は「1日15分の継続」から始める
受験は「今からの積み重ね」で決まります。
焦らず、でも確実に「考える勉強」を進めていきましょう。
京の算数学 解答#1199
