【小4の壁】思春期と成績の関係は?反抗期でも成績を下げないためのコツ 京の算数学#989

京の算数学問題#989

京の算数学問題の画像

算数学コラム

みなさんこんにちは!
京都市中京区で「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

今回は「小4の壁」について詳しくお話しします。

「小4の壁」という言葉、最近よく耳にしませんか?
小学校4年生になると、それまでスムーズに勉強についていけていた子どもが、急に成績が下がったり、勉強に集中できなくなったりすることがあります。

「急にやる気をなくした?」
「うちの子、勉強が嫌いになったのかな?」

そんなふうに感じたことがある保護者の方も多いはず。
でも実は、それはただの「やる気」の問題ではなく、成長に伴う自然な変化なんです。

今回は、小4の壁の正体と、それにどう対処すればいいのかを詳しく解説します!
お子さんが勉強につまづいていると感じたら、ぜひ参考にしてくださいね。

4の壁とは?

「小4の壁」とは、910歳頃に訪れる成長の節目のことを指します。

この時期になると、次のような変化が起こります。

  • 精神的な成長と身体的な成長のバランスが崩れやすくなる
  • 自我が芽生え、他人と比べるようになる
  • 好き嫌いがはっきりする
  • 気持ちが不安定になり、集中力が落ちる

つまり、「小4の壁」は単に勉強が難しくなるだけでなく、心と体の変化が大きな影響を与えているんです。

思春期と重なる「小4の壁」

「小4の壁」の原因のひとつに、思春期の始まりがあります。

9歳〜10歳頃になると、ホルモンバランスが変わり、感情が不安定になりやすくなります。
「なんだかイライラする」「集中できない」「やる気が起きない」といった変化が表れるのは、そのためです。

今まで素直に話を聞いていた子が、急に「うるさい!」「ほっといて!」と言い出した…

これも、成長の証拠です。
でも、こういう時期に無理やり勉強をやらせると、逆効果になってしまうことがあります。

やらせようとすると成績は急降下

この時期に成績が下がった場合、多くの親御さんは「もっと勉強させないと!」と思いがちです。

でも、実はこれが逆効果になることが多いんです。

反抗期に無理にやらせると

  • 勉強がますます嫌いになる
  • 「やらされている」という意識が強くなる
  • 反発して、ますます集中できなくなる

この時期は、心と体のバランスが不安定なので、集中しろ!頑張れ!と言われても、気持ちがついていきません。

子ども自身も「どうしてやる気が出ないんだろう…」と悩んでいることがあるのです。
この時に親が焦ってしまうと、悪循環に陥ってしまいます。

では、どう対応すればいい?

「勉強を頑張らせたいけど、無理強いはしたくない…」
そんな時に必要なのは、「コーチング」ではなく「カウンセリング」です。

コーチングとは

「どうやったらできるかな?」「一緒にやってみよう!」
能動的に行動を促す方法

カウンセリングとは

「どうしたの?」「最近、何かあった?」
話を聞いて気持ちを受け止める方法

この時期に必要なのは「話を聞いてあげること」。
親が焦ってアドバイスをしすぎると、子どもは「ダメ出しされた」と感じて、ますます殻にこもってしまいます。

具体的な対応法

話を聞いてあげる

「どうしたの?」「最近、学校どう?」
具体的に聞かなくてもOK
何も言わなくても、「話してくれていいよ」という姿勢を見せましょう。

勉強のスケジュールを子どもと一緒に決める

「1日30分やってみる?」「休憩をはさんでみる?」
自分で決めた方がやる気が出る

「できた!」を増やす

→ 小さな目標を設定して、できた時にしっかり褒める
例:「今日は5問解けたね!」「昨日より早くできたね!」

成績が下がっても責めない

「下がったね。頑張ってないからだよ!」ではなく、
「頑張った結果だから仕方ないよ、次頑張ろう」と声をかけましょう。

思春期だからこそ、時にはぶつかることも大切

時には親と子が衝突することもあるでしょう。
でも、それは成長の証です。

子どもにとって、親に自分の気持ちをぶつけられるのは「信頼している証拠」です。

  • 「なんでわかってくれないの!」
  • 「どうしてそんなこと言うの?」

こうした言葉が出てきたら、親の言葉がしっかり届いている証拠です。
冷静になり、真正面から受け止めましょう。

地域で子育てを支える

思春期の対応に困った時は、親だけで抱え込まないでください。

  • 学校の先生
  • 塾の先生
  • 友達の親
  • 地域の人

頼れる人に相談することで、気持ちが軽くなります。

「子育ては地域で行うもの」
一人で抱え込まなくて大丈夫です!

まとめ

4の壁=成長の証

  • 反抗期に無理にやらせない
  • 勉強よりも「話を聞くこと」を優先
  • 成績が下がっても責めない
  • 地域のサポートを活用

お子さんが悩んでいる時こそ、そっと寄り添って見守ってあげてください。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや) がお届けしました!
算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#989

京の算数学解答の画像

おすすめの算数学ブログ

この記事を書いた人

アバター

アイデア数理塾

京都市中京区にある少人数制の数学・理科に特化した学習塾です。
小学校1年生から高校3年生までのお子様の学習をサポートいたします。授業は、補習がメインに構成されています。