京の算数学問題#898
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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
お子さんが「勉強が嫌い!」と言って困っていませんか?実は私自身、小学生の頃は勉強が大嫌いでした。「なんでこんなことをしなきゃいけないの?」と思っていたほどです。
しかし、あるきっかけで「勉強が面白い!」と思えるようになり、学ぶ意欲が湧きました。その経験をもとに、勉強嫌いなお子さんへのアプローチ方法をご紹介します。
勉強嫌いの原因はシンプル?「やりたくない」だけ!
「うちの子、なぜこんなに勉強が嫌いなんだろう?」と悩む保護者の方も多いかと思います。しかし、「勉強が嫌い」という子どもの感情には、実は深い理由はないことがほとんどです。
子どもにとって「嫌い」という感情は、「やりたくない」という直感的な気持ちから来ています。
これを無理やり掘り下げる必要はありません。
それよりも、どうすれば「やりたくない」を「やってみよう」に変えられるかを考えることが大切です。
「勉強=嫌い」のレッテルを貼る心理とは?
勉強にはさまざまな科目があります。
好きな科目がある一方で、苦手な科目も当然あります。
しかし、人は一つの科目が苦手だと、それをきっかけに「勉強全般が嫌い」というレッテルを貼りがちです。
例えば、私も小学5年生の頃、漢字テストで0点を取ったことがありました。
当時、頑張って勉強したにもかかわらず0点だったことがショックで、漢字だけでなく、他の教科も「もう嫌だ!」と思ってしまいました。
こうした失敗体験が、勉強嫌いを助長してしまうことは珍しくありません。
勉強を「面白い!」に変える鍵は達成感
では、どうすれば勉強嫌いを克服できるのでしょうか?
その鍵は「達成感」にあります。
私が勉強を嫌いから面白いと思えるようになったきっかけは、小学6年生の時に始めた家庭教師の授業でした。
家庭教師の先生は大学生のお兄さんで、明るく楽しい方でした。
授業の内容は算数の予習で、学校の授業より少し先を進むものでした。
予習をしていたおかげで、学校の授業がスムーズに理解できるようになり、テストでも点数が上がりました。
その結果、「できる!」という達成感を味わい、勉強に対する嫌悪感が消えたのです。
子どもが勉強を好きになるための3つのポイント
ここで、子どもが「勉強って面白い!」と思えるためのポイントを3つご紹介します。
1. 小さな成功体験を積み上げる
最初から大きな目標を設定せず、簡単な問題からスタートして「できた!」という達成感を味わわせてあげることが大切です。
例えば、計算ドリルの1ページを終えるだけでもOKです。
2. 興味を引き出す工夫をする
子どもの興味を引き出すために、ゲーム感覚で学べる教材やアプリを活用するのもおすすめです。
また、保護者の方が一緒に取り組むことで、学びの時間を楽しいものに変えられます。
3. 苦手科目にもチャレンジする環境を作る
嫌いな科目にも少しずつ取り組むことで、新しい発見があるかもしれません。
例えば、国語が苦手な子どもでも物語の内容に興味を持てば、読解問題に取り組む意欲が湧くことがあります。
妥協も大切!苦手科目の克服が意外な成果を生むことも
私自身、高校受験の時に苦手な国語に向き合わざるを得ない状況になりました。
正直なところ、嫌々ながら勉強を始めたのですが、意外なところで成果が出ました。
それは数学の文章題や証明問題がスムーズに解けるようになったことです。
国語の読解力が向上したことで、他の科目にもプラスの効果が現れたのです。
この経験から、「苦手な科目も、少しずつ取り組むことが大事だ」と気づきました。
子どもが勉強を面白いと思う力を信じよう
勉強嫌いを克服するためには、大人が「この子は勉強を面白いと思う力を持っている!」と信じて接することが重要です。
大人が子どもの可能性を信じ、環境を整えることで、子ども自身が「勉強をする意味」に気づけるようになります。
勉強の面白さは自分で見つけるものですが、そのきっかけを与えるのは周囲の大人です。
ぜひ、小さな成功体験を積み重ねる環境を整えてあげてください。
まとめ
勉強嫌いの克服には、「達成感」や「小さな成功体験」が重要なポイントです。
そして、勉強の面白さを見つけるのは子ども自身ですが、大人がそのサポートをすることで、子どもの意欲を引き出せます。
勉強嫌いのお子さんを見て悩む保護者の方も多いかと思いますが、「無理に勉強させる」よりも、「興味を引き出す」ことを意識してみてくださいね!
京都市中京区のアイデア数理塾 ゆたに たくやでした!
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