新しい環境が苦手なのはどうして?? 京の算数学#603

京の算数学問題#603

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

今学期も終わりに近づいてきています。

ということは新学期も近づいてきている証拠。

新しい学期に不安感を抱いている生徒も多い様子です。

今日は、環境の変化に対応できるになるための自宅でもできるトレーニングをご紹介!

ご自宅でも簡単に出来ますよ^^

新しい環境が苦手なのはどうして?

新しい環境になるまえ、実際に行けば大丈夫なのに行くまでが不安。

まだ起こってもいないことを不安に感じ動けなくなる。

そういった事は大人でも大なり小なりあるかとは思いますが、子どもにとっては全てが未知の世界です。

世の中は常にイレギュラーの連続です。

いかに大人が子どもを諭したりしても「頭ではわかっているが動けない」状態になりがちです。

経験不足も1つの原因ですが、子ども達の多くは失敗を恐れています。

その状況を改善するには状況に応じた個別対応と基礎づくりのためのトレーニングが必要です。

今日のブログは特にその中でもトレーニングに焦点を当ててお話をして行きます。

流動性認知機能とは?

新しい環境に適応する認知機能を特に流動性認知機能といいます。

例えば料理を作るときには、レシピを考えそのゴールに伴い材料を集め切る炒めるなどの調理をしていきます。この時シュミレーションはしているものの、焦げたり時によっては気候の違いで味や調理時間も変わってきます。これに対応する思考力や適応力こそ流動性認知機能と呼ばれているものです。

流動性認知機能は数ある認知機能の中の1つであり様々な認知機能が合わさって成り立っています。

ですので直接流動性認知機能を鍛えるのではなく、基礎となる認知能力にフォーカスする必要があります。

それがワーキングメモリです。

ワーキングメモリとは?

ワーキングメモリは超瞬間記憶と言い換えることができます。

例えば、スーパーのレジで画面に表示された数字をみてお釣りを用意しますよね。

あるいは店員さんが「〇〇円になります」と言った言葉を覚えていてその金額を財布からだします。

これはお釣りの金額を瞬間的に覚えているからできる事です。

この瞬間的な記憶する能力をワーキングメモリと言います。

ワーキングメモリをトレーニングすることは流動性認知の向上だけでなく、怒りや感情のコントロールにも影響を及ぼしますので、トレーニングを繰り返すと少しずつ改善傾向が見られてきます。

ただ毎日短時間をコツコツ続けることが大切です。

自宅でできる簡単トレーニング

ドットカウント

【準備するもの】

100均のホワイトボード2枚

マグネット9個×2セット

【やりかた】

ホワイトボードに3×3のマス目を書きます。

お母さんがマグネットをいくつか並べます。

せーのの掛け声で子どもに1秒間見せマグネットの置いた位置を覚えてもらいます。

ホワイトボードを裏返し、子どもの手持ちのホワイトボードにマグネットを置き覚えたものを再現してもらいます。

Nバック

【準備するもの】

暗記カード

英単語を覚える時に使うようなもの

【やり方】

カード1枚ごとに1つの情報を入れる。

動物のシールでもいいし、数字でも、ひらがなでも単語でもいいです。

子どもに1枚目を見せカードをめくります。

2枚目が出てきた時に1枚目のカードの情報を言います。

これを繰り返します。

慣れてきたら3枚目が出た時に1枚目の情報を言うなど、戻る枚数を増やして行きましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#603

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