京の算数学問題#871
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「算数や数学の勉強がなかなか覚えられない…」そんなお悩みを持つ方も多いですよね。
学校などの集団型の授業スタイルが合わない場合は、自宅学習で理解を深める方法を工夫してみるのがおすすめです。
今回は、理解度がアップする勉強法をご紹介します!
1. 学習の目的は「理解すること」
算数や数学を覚えるためには、単に暗記するのではなく「理解する」ことが重要です。
暗記科目といえども、意味を理解していないと記憶には残りません。
理解とは「言葉とイメージが連動している状態」を指します。
たとえば、理解度の高い生徒は、先生の質問に的確に答えたり、問題の意図をしっかり理解していたりします。
本を読んで考える習慣が推奨されるのも、こうした理解を深めるためです。
2. 座って覚えるには限界がある
学校の授業では、ほとんどが座ったままの学習スタイルです。
しかし、座ったままでは脳内だけでの想像力が求められるため、限界があります。
人は基本的に経験したことしか具体的にイメージできないからです。
たとえば、「りんご」を見たことも食べたこともない人に「りんご」を覚えさせるのは難しいでしょう。
同様に、算数や数学も「実体験」を伴った学習が有効です。
具体的な例
計算練習:足し算や引き算を学ぶとき、おはじきやお金を使って実際に手を動かしながら勉強することで、より理解が深まります。
図形の問題:空間図形を学ぶときは、手で形をなぞるようにジェスチャーを加えるとイメージしやすくなります。
3. 身体を使って覚える「ジェスチャー暗記法」
算数や数学の勉強では、手を動かしながら理解する「ジェスチャー暗記法」も効果的です。
例えば、そろばんの珠を指で弾く動作をエアーで行うと、計算がスムーズになります。
また、グラフの傾きを理解するときに、実際にグラフを書いて変化の割合を指でなぞると分かりやすくなります。
九九のリズム暗記法
九九の暗記も、足踏みや手拍子と組み合わせると効果的です。
リズムに乗せて覚えることで、脳内だけでなく身体にも記憶が残るため、長期的に忘れにくくなります。
脳のキャパシティを超えた情報も身体に記憶させることで、暗記がしやすくなるのです。
4. 記憶力を高める「そわそわ勉強法」
意外かもしれませんが、勉強するときは「そわそわ」しながら覚えたほうが記憶が定着しやすい事が分かっています。
人間の脳は行動に影響されやすく、歩きながらや軽く動きながらのほうが新しいアイデアが浮かびやすく、柔軟な発想がしやすいとされています。
そわそわ勉強法の例
歩きながら声を出して暗記:英単語や公式を覚えるとき、歩きながら声に出して覚えると、座っているときよりもスムーズに記憶に残ります。
手を動かしながら計算:計算問題を解くとき、座ったままではなく手を動かし、時には立って考えることで、集中力が上がることがあります。
5. 自分が主人公になる「なりきり勉強法」
記憶の定着率を上げるには、問題の中で「自分が主人公になる」イメージが大切です。
たとえば、次のような算数の問題を考えてみましょう。
「1個30円のりんごを15個と、1個20円のみかんを5個買ったら合計でいくらになる?」
この問題をただの数字として考えるのではなく、「自分がスーパーにいる」と想像してみてください。
レジでりんごとみかんを買うシーンをイメージすると、記憶の中心に自分がいるため、理解が深まります。
問題の内容を自分ごとに捉えると、記憶力が大幅に向上します。
6. まとめ:自分に合った勉強法で理解度アップ!
以上、算数や数学が覚えられないときに試してほしい勉強法を紹介しました。
自宅学習では、学校ではなかなかできない工夫を取り入れてみてください。
どの方法も、「理解度」を高めることに重点を置いているので、無理なく自然に覚えられるようになるはずです。
自分に合った勉強スタイルを見つけて、効果的に学習を進めましょう!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾の油谷がお届けしました。
算数や数学の勉強についてのお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください!