数学コラムの目次
京の算数学問題#1311

アイデア数理塾はこちら
算数学コラム
「この学年で、どこまでできていれば大丈夫なんでしょうか?」
低学年の保護者の方も面談の際にお聞きになられることも多いご質問です。
- 計算は速い方がいい?
- 文章題はできるべき?
- 周りと比べた方がいい?
でも、まず結論からお伝えします。
低学年の算数は、“どこまでできるか”より“どう向き合えているか”の方が大切です。
その上で、
「これができていれば、まず安心」という見ておいてほしいポイントをまとめます。
①計算は「完璧」でなくていい
低学年でよく気にされるのが、計算力。
安心していい状態は
- ゆっくりでも正確にやろうとしている
- 指や図を使って考えている
- 間違えたあとに、やり直そうとする
まだ気にしなくていいことは、
- スピード
- 全問正解
- 暗算の速さ
低学年では、考えながら計算できていれば十分です。
②文章題で「立ち止まれる」か
文章題は、低学年にとって一番むずかしい分野だと言えます。
- すぐ計算しない
- 問題文を読み返す
- 「どういう意味?」と聞いてくる
これは、
分かろうとしている証拠
です。
- 解けない
- 時間がかかる
という状態は現時点ではまだ過度な心配は不要です。
今のテストは低学年でも文章題は結構難しいので今の時点では、文章題がスラスラ解ける必要はありません。
③「分からない」と言えるかどうか
実は、一番大事なポイントはここです。
- 「ここが分からん」と言える
- 途中で止まれる
- 助けを求められる
これは、算数以前に学習に対して前向きな姿勢が育っている状態だと言えます。
ただ少し気になるのが
- 分からなくて黙る
- 適当に答える
- すぐ諦める
この場合は、内容より関わり方の見直しが必要かもしれません。
④間違えたときの反応
答えよりも、間違えたときの反応を見てみてください。
- 「あ、ちがった」と言える
- もう一回やろうとする
- 落ち着いている
この状態は安心なのですが一方で、
- 極端に嫌がる
- 泣く・怒る
- 算数自体を避ける
この場合、算数の難しさではなく、プレッシャーが原因のことも多いです。
⑤ノートやプリントの「中身」
字のきれいさや整い方より、ここを見てください。
見てほしいポイント
- 書いた跡が残っている
- 消して書き直している
- 図やメモがある
考えた形跡があれば、算数はきちんと取り組めていると言ってもいいです。
⑥じゃあ、どこまでできていれば安心?
まとめると、低学年での「安心ライン」はこれです。
安心していいチェックリスト
- ゆっくりでも考えようとする
- 分からないを言葉にできる
- 間違えても立て直せる
- 算数を極端に嫌がっていない
これがそろっていれば、内容の細かい差は問題ありません。
最後に
低学年の算数は、
「今できているか」を見る時期ではなく
「この先、伸びる準備ができているか」を見る時期
です。
- できる・できない
- 早い・遅い
に振り回されすぎなくて大丈夫。
土台は、ちゃんと日々の中で育っています。
アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
- 低学年は結果より過程
- できている子ほど慎重に見る
- つまずく前のサインを大切にする
ことを重視しています。
「今は大丈夫なのか、ちょっと不安」
そんなタイミングこそ、一度整理してみる価値があります。
京の算数学 解答#1311




