なぜ中学で算数のやり直しが必要なのか?|数学の土台を固める家庭学習と塾の活用法 京の算数学#1174

京の算数学問題#1174

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算数学コラム

こんにちは。京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉です。

中学に入ってから、急に数学が難しく感じられる生徒さんは少なくありません。
「小学校まではそれなりにできていたのに…」
「テストで思ったより点が取れない…」

こうしたつまずきの大きな原因のひとつが 算数の理解があいまいなまま中学に進んでしまうこと です。

今日は「なぜ中学で算数のやり直しが必要なのか?」を整理し、そこから見える勉強の戦略をお伝えします。


算数と数学は“地続き”の関係

まず押さえておきたいのは、算数と数学は別物のようでいて 実はつながっている ということです。

  • 分数の計算があいまい → 一次方程式でミスが増える
  • 割合の理解が弱い → 関数や文章題が解けない
  • 図形の面積公式を忘れている → 証明問題でつまずく

このように、小学校で習う内容が“土台”になり、その上に中学数学が積み上がっていきます。
土台がぐらぐらしていると、どれだけ努力しても数学の成績が安定しません。


中学で算数のやり直しが必要になる3つの理由

① ミスの多くが「計算」から来ている

中学生の答案を見ると、考え方は合っているのに 分数や小数の計算で失点 しているケースが目立ちます。
つまり「わかっているのに点が取れない」状態。ここを改善するには算数の計算をやり直すしかありません。

② “公式丸暗記”では限界が来る

中学に入ると「なぜそうなるのか?」を問われる問題が増えます。
算数を理解の積み重ねではなく“暗記”で乗り切っていた子は、中学で必ず壁にぶつかります。

③ 高校入試に直結する

高校入試の数学は、中1〜中3の範囲すべてが出題されます。
例えば「文字式の計算」や「比例・反比例」などは算数の知識がしっかり入っていないと得点できません。
算数のやり直しは、入試対策としても不可欠なのです。

やり直すべき算数の“優先分野”

では、具体的にどの単元からやり直すべきか?
塾で指導していて、特につまずきが多いのは以下の分野です。

  • 分数・小数の計算
  • 割合・比
  • 速さ・時間・道のり
  • 図形(面積・体積・角度)

これらは中学数学に直結する重要単元。
逆にここをやり直せば、「数学がわかる!」という手応えを早く取り戻すことができます。


アイデア数理塾の強み|“戻り学習”と“予習”の両立

当塾では、ただ過去に戻るだけでなく、 「算数のやり直し」と「中学数学の予習」を並行して行う ことを大切にしています。

  • 過去の弱点をピンポイントでやり直す
  • その知識を活かしながら、中学内容を先取りする
  • 「できた!」という成功体験を積み重ねる

この流れで勉強すると、子どもは「やり直し=恥ずかしい」ではなく「できるようになるから楽しい!」と感じられるようになります。


まとめ|やり直しは“再出発”のチャンス

算数のやり直しは、決して後ろ向きなことではありません。
むしろ「今からでも立て直せる」「数学を得意にできる」最大のチャンスです。

  • 計算の基礎を整える
  • 理解に立ち返る
  • 入試につながる力をつける

中学で算数をやり直すことは、未来の可能性を広げる一歩になります。

もし「うちの子、数学でつまずいているかも」と思われたら、ぜひご相談ください。
一緒に“算数からのリスタート”をサポートいたします。

京の算数学 解答#1174

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