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京の算数学問題#1002

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
入学試験が多様化する中で、学力だけでなく「個性」や「探究力」も重視される時代になってきました。
その中でも特に受験者数を伸ばしているのが、総合型選抜入試(旧AO入試)です。
今日は、この総合型選抜入試について詳しく解説していきます。
総合型選抜入試(旧AO入試)ってなに?
総合型選抜とは、学力を含めた受験生を総合的に評価する入試方式です。
従来のペーパーテストだけではなく、
- ボランティアやスポーツでの実績
- 探究活動(興味を持って深く研究している内容)
- 面接や小論文
などが評価の対象となります。
特に「好きなことを深く探究しているかどうか」を重視する大学も増えています。
総合型選抜入試とAO入試の違いとは?
かつてのAO入試との最大の違いは、学力がより重視されるようになったことです。
- AO入試 → 学力検査は任意(学校によって異なる)
- 総合型選抜 → 何らかの形で学力検査が課される
つまり、総合型選抜は「探究力」や「実績」だけでなく、一定の学力も必要になるということです。
合格の難易度は?
正直、大学や学部によって大きく異なるため、一概には言えません。
- 難関校 → 一般入試と同じレベルの学力+探究力
- 中堅校 → 学力基準はやや低めでも、個性や実績を重視
また、総合型選抜は対策が難しく、志望校によって求められる内容が全く異なるため、
「これをやれば必ず合格!」という方法が確立しづらいのが特徴です。
例)
- A大学 → 探究内容を重視 → プレゼンやポートフォリオが必要
- B大学 → 実績を重視 → スポーツや芸術活動が評価対象
- C大学 → 面接重視 → コミュニケーション能力や考え方を評価
そのため、志望校の傾向をしっかり調べることが合格のカギになります。
総合型選抜に合格するためには?
合格のために重要なのは、大学が求める学生像に合っているかどうかです。
◇ 志望校研究
- 大学が求めている人物像を調べる
- 大学の教育方針や特色を理解する
◇ 日頃の探究活動
- ロボット製作やプログラミング
- インターンシップやボランティア活動
- 国際問題や環境問題への取り組み
こうした「好きなことを探究している経験」が大きな武器になります。
◇ 面接対策
- なぜその大学なのか?
- どのようにその学問を深めたいか?
- 将来どのようなことを成し遂げたいか?
自分の言葉で語れるようにしておくことが大切です。
入学してからついていけるの?
保護者の方からよくある質問が「合格した後、大学についていけるかどうか?」です。
正直なところ、「大丈夫!」とは言い切れません。
だからこそ、総合型選抜でも最低限の学力検査が課されているのです。
- 合格したからといって油断してしまうと、入学後に授業についていけなくなる可能性もある
- しかしこれは一般入試でも同じ
結局のところ、大学に入ってからどう努力するかが重要です。
◇ 自分で決める力
自分で進む道を決めるということは、自分で責任を取るということです。
「この大学で学びたい」という強い思いがあれば、自然と努力できるはずです。
まとめ
総合型選抜は、
- 学力
- 探究力
- 実績
- コミュニケーション能力
これらをバランスよく求められる入試方式です。
重要なのは、
- 志望校研究をしっかりする
- 自分の強みを見つけて磨く
- 面接や小論文の準備を丁寧に行う
総合型選抜は対策を始めるのが早ければ早いほど有利です。
「この大学で学びたい」という強い思いがあるなら、しっかり準備してチャレンジしましょう!
「どう対策すればいいの?」「何をアピールすればいいの?」など、ぜひお気軽にご相談ください
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ!
京の算数学 解答#1002
