京の算数学問題#781
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
算数は、子どもたちにとって割と不人気な科目ですが、楽しみながら学べる方法として「算数ボードゲーム」を作るのはどうでしょうか? 親子で一緒に作ることで、子どもが学習に対する意欲を高め、家庭でのコミュニケーションも深まります。
今回は、簡単に作れる算数ボードゲームのアイデアと、その作り方をご紹介します。
「数字すごろく」で足し算・引き算を楽しく学ぼう
準備するもの
大きな紙(A3サイズがおすすめ)
色鉛筆やマーカー
サイコロ
小さなコマ(ボタンやビーズでもOK)
作り方
①ボードを作る
大きな紙にマス目を書いて、すごろくの道を作ります。
道のマス目には足し算や引き算の問題など書いておきます。
②スタートとゴールを設定
すごろくと同じようにスタート地点とゴール地点を決めましょう。
途中には「もう一回振る」「休み」「1つ戻る」などのイベントを入れると、ゲームがさらに楽しくなります。
③ルールを決める
サイコロを振って出た数だけコマを進め、指示に従って足し算や引き算を行います。
問題に正解したら次へ進み間違えたら戻るなどルールを決めておきましょう。
最初にゴールにたどり着いた人が勝ちです。
ポイント
簡単な計算をゲームに組み込むことで、自然に算数に親しむことができます。
イベントマスを工夫することで、すごろくの要素としても楽しめます。
「四則演算カードゲーム」で計算力を鍛える
準備するもの
名刺サイズのカード(厚紙を切って作ってもOK)
ペン
作り方
①カードを作る
各カードに数字(1から9まで)や「+」「-」「×」「÷」の記号を書きます。
山札は数字カードと記号カードの山に分けておきます。
②ルールを決める
まずプレイヤーがランダムに記号カードを引きます。「+」が出たなら足し算です。
次に順番に数字カードを引き、そのカードの数字と記号を使って計算をします。
1問正解したら1点とし、先に決めた得点に達した人が勝ちです。
③計算の難易度を調整
小学1年生なら足し算と引き算、小学3年生以上なら掛け算と割り算も加えるなど、子どものレベルに合わせてルールを調整しましょう。
ポイント
計算をゲームに組み込むことで、楽しみながら計算力を鍛えられます。
子どものレベルに合わせてルールを調整できるので、幅広い年齢で楽しめます。
「図形パズルゲーム」で空間認識能力を育てよう
準備するもの
厚紙
ハサミ
定規
ペン
作り方
①図形を作る
厚紙にさまざまな形(四角形、三角形、円など)を描き、それを切り取ります。
形は大小さまざまにして、組み合わせられるようにします。
②パズルを作成
切り取った図形を使って、指定の形(例えば、家や動物の形)を作るルールにします。
すべてのパーツを使い切ることがポイントです。
③難易度を設定
簡単な形から始めて、徐々に難易度を上げていくことで、子どもの達成感を高めることができます。
ポイント
図形の組み合わせを考えることで、空間認識能力を鍛えられます。
自分で形を考えたり、新しいパズルを作ったりすることで、創造力も育まれます。
まとめ
親子で一緒に算数ボードゲームを作ることで、遊びながら算数の基礎を学ぶことができます。子どもたちにとって、楽しい時間が学びにつながることで、算数への苦手意識が薄れるでしょう。また、親子でのコミュニケーションも深まり、学びの時間がより豊かなものになるはずです。ぜひ、この機会に算数ボードゲームを作って、楽しく学ぶ時間を過ごしてみてください。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!