文章題が苦手な子どもへの教え方 京の算数学#774

京の算数学問題#774

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

小学生の算数の関門といえば「文章題」です。

近年読解力の低下は何かと話題になりますが、特に算数の文章題においては読解力だけでなく計算力や論理的思考などいろんな要素が必要となるため単に読解力をトレーニングしても効果が出ない場合があります。

今日は文章題が苦手な方への指導をまとめていきます。

国語の読解力と算数の読解力は異なる

一般的に読解力とは読み解く力の事を言います。

国語においては、文章がどういう流れになっているのか?登場人物は誰なのか?という全体的な情景の読み取りがメインとなってきます。

一方で算数の文章題は、国語に比べ短文です。

その短文の流れを理解し、計算力や、得た知識を活用する力(問題解決能力)なども問われます。その結果読めているのに解けないという現象が起こり得るのです。

逆にいえばテクニックでも解けてしまうので、算数の文章題はできているのに国語は、、と言った逆転現象も起こる可能性があります。

何が苦手なのか?をきちんと精査した上でアプローチをかけていくことが大切ですね。

算数の文章題はまず数字を整理しよう!

算数の文章題にはいくつかの数字が書いてあります。

例えば京の算数学問題であれば、

5000円→元々持っていたお金

1000円→貯金したお金

30%→残りのお金から使った割合

となります。

文章題に書いてある数字を箇条書きに整理してみましょう。

式はまとめてかかない!

小学校の指導等で複数ある式を()などを使って1つにする単元がありますが、文章題が苦手な場合はおすすめしません。

特に文章題では解く過程ででてきた数字が何を意味しているのか?がとても大切です。

なので、式を区別し今何をしているか?明確にして行いましょう。

同様に京の算数学問題で考えるのであれば、

5000-1000=4000円(貯金後の残り金額)

4000円×0.3=1200円(使った金額)

4000円-1200円=2800円(残りの金額)

となります。

これを1本の式にすると、

(5000-1000)×(1-0.3)となり、非常にわかりにくくなります。

小学算数においては式は複数たてる事を基本としましょう!

単位をつける事も有効!

単位はその数字が何を表しているか?

わかりやすい指標となります。

例えば5000ではわかりませんが、5000円と書くとお金のことなんだなと理解できます。

よくあるミスとしては時速50kmの場合です。この場合に50kmと距離と読み違えてしまう生徒もいます。

単位には下線をつけ、数字の意味を明確にしていきましょう!

例:100kmの道のりを時速50kmで走った時の時間

まとめ

算数は問題解決能力が求められる科目です。
なぜそうなるのか?などしっかりと疑問や筋道を立てて考えることが大切です。
そのためにも文章題はしっかりと定着させておきましょう!
細かく過程を分けることで文章題は解けるようになります^^

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#774

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