京の算数学問題#747
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「数学Ⅲって難しいの?」
先日高校生の生徒から質問がありました。
ぶっちゃけた話数学の中でも特に難しいです。
生徒がこの質問をしてきた意図は受験においての文理選択で悩んでいる事が原因でした。
今日はそんな数学Ⅲについてお話ししていきます。
数学Ⅲって何を学ぶの?
数学Ⅲでは、数学ⅠAⅡBで学んできたことの最終形態です。
現在の新課程数学Ⅲでは、大きく4つの分野に分かれます。
複素数平面(新しいグラフのようなもの、縦軸横軸の二次元の世界が広がります。虚数という馴染みのない新しい概念を学びます。)
式と曲線(今まで学んできた図形の形がかなり複雑に変化します。)
関数と極限(合成関数や数列の極限と呼ばれる特殊な考え方を学びます。)
微分・積分(数学Ⅱで学んだ微分積分の応用です。三角比の微分積分や回転体の体積や微分方程式など盛りだくさんで数学Ⅲのメインとも言える単元です。)
数学Ⅲって難しい??
上記の内容を読んであ〜!なるほどね!とはならないと思います笑
どちらかといえば「何言ってんだ…」となるでしょう。
その印象そのままに数学Ⅲは概念的な理解が非常に難しくイメージがつきづらいので非常に難しいです。難しいというより理解するのが難しいというのが正しい表現かもしれません。
数学Ⅲは受けたほうがいいの??
数学Ⅲは理系大学の個別試験には必要な場合が多いです。
中には数学ⅡBまでという学部も増えてきてはいますが工学部や理学部をはじめとするおおよその理系大学には数学Ⅲが必要です。
なので、理系大学を志望する生徒は数学Ⅲを受けたほうが良いでしょう。
ただ、中には数学Ⅲが必要ない大学もありますので、志望大学をよくリサーチしておきましょう。
一方で数学Ⅲについていけるような生徒は数学ⅠAⅡBの平均点が80点近くないと厳しいと思います。
もちろん努力すればいくらでも巻き返すことは可能ですが、受験で使うということを念頭に置くのであれば今までの数学の知識が8割以上理解できている状態が望ましいといえます。
とにかく志望大学からしっかりと逆算して考える事が大切ですね。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!