京の算数学問題#710
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「好きな科目はなに?」と聞くと「う〜ん、、」と悩んでしまう生徒がいます。
「得意」と「好き」という言葉は、日常生活でよく使われる日本語ですが、その意味や使い方に違いがあります。どちらもポジティブな意味を持つ言葉ですが、意味やニュアンスに微妙な違いがあります。今日のブログは、「得意」と「好き」の違いについて考えてみましょう。
「好きな科目は?」と聞かれて困惑する子どもたち
これ本当に多いんですが好きな科目は?と聞かれると「う〜ん、」と悩んでしまう事がよくあります。
よくお話を聞いてみると「面白いと思う単元はあるけど、点数が低いから、」と本当の気持ちを言えないでいました。
これは「好き」と「得意」を混同している場合に起こります。
得意とは?
「得意」とは、ある特定の分野や活動において他人よりも優れていると自負すること、またはその能力を持っていることを指します。例えば、スポーツや学問、仕事などで「得意」と言われる人は、その分野で高い技術や知識を持っている場合が多いです。
得意の特徴
スキルや能力が高い
得意な分野では、通常よりも高いパフォーマンスを発揮することができます。
自信がある
得意なことには自信を持って取り組むことができる場合が多いです。
評価が高い
他人からの評価や認識が高いことが多いです。
例えば「数学が得意です」というのは数学の点数が高い場合や周囲から「あなたは数学得意ね!」と言われている場合に使います。
好きとは?
「好き」とは、ある物事や活動に対して強い興味や愛情を持つことを指します。好きなことに対しては、楽しさや満足感を感じることが多いです。必ずしも得意である必要はなく、楽しむことが主な目的です。
好きの特徴
興味や関心が強い
好きなことに対して強い興味や関心を持ちます。
やっていて楽しい
好きな活動や物事を行うことにより、楽しさや喜びを感じます。
持続的に取り組める
長期間にわたり興味を持ち続けることが多いです。
例えば「数学が好きです」というのは数学を勉強する事がおもしろかったり、面白い単元がある。点数が高い低い関係なく授業や勉強する事があまり苦ではないような状態を言います。
得意と好きの関係
「得意」と「好き」は重なる部分もありますが、必ずしも一致するわけではありません。得意なことが必ずしも好きなわけではないし、好きなことが必ずしも得意とは限りません。例えば、ピアノを弾くのが得意でも、実際にはあまり好きではない人もいます。また、スポーツが好きでも、必ずしもそのスポーツが得意であるわけではありません。
得意よりも好きの方が大切
まず勉強においては初めの「これ面白いかも!?」とか「なんかおもしろい」というような説明が出来ない気持ちの動きがとても大切になります。
それが出来なかったり、点数が伸びなかったり、周囲から出来ないというレッテルを貼られてしまう事で好きでなくなってしまうのです。
大切なのは今の好きという気持ちです。
上には上がいますが下にも下がいます。
つまり比較をしてもあまり意味がないのです。
まとめ
得意なことは、自信や評価を得るための手段として役立ちますが、必ずしも楽しさを伴うわけではありません。一方、好きなことは、自己表現や楽しさを追求するための手段として重要です。両者を理解し、バランスよく生活に取り入れる事が大切です。
また、子どもの好きという純粋な気持ちこそ才能の表れだと私は考えています。
好きという気持ちが出たらチャンス!しっかりその好きを伸ばしていきましょう。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!