倍率が高いと志望校を変えた方がいい?? 京の算数学#695

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京の算数学問題#695

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
志望校が決まった受験生にとって次に心配になるのが”倍率”です。
受験は他の生徒よりもいい成績をとらないと入学できませんし、定員が定められていれば当然落ちる生徒も出てきてしまいます。
今日のブログは倍率と高校選びについてのお話です。

受験の倍率ってなに?

倍率とは定員に対して受験者がどれだけいるか?を表した数字です。

定員に対する志願者の割合を志願倍率

定員に対する受験者の割合を実質倍率と言います。

例えば定員が100名の学校に対して志願者が150名おり、実際に受験をした生徒は120名だった場合。

志願倍率は150÷100=1.5倍

実質倍率は120÷100=1.2倍となります。

120名÷100名=1.2倍というのが倍率になります。

倍率は受験生にとっては学校選びの際に大事な指標になります。

倍率はいくつから高いの?

一般的に倍率は高校受験であれば1.5倍を超えると高いと言われています。

中学受験の場合は1.8倍あたりから高倍率と言われることもあります。

1.5倍というと150人受験すれば50人は落ちるわけですから、当落線上にいる学力層の生徒さんは志願倍率を見て別の学校に志願をするという選択をとることも考えられます。

逆に倍率が1.0を下回ると”定員割れ”になり、理論上は受験者全員が合格できる状態となります。

倍率が高いと受かりにくい?

実際に倍率が高いと受かりにくいのは間違いないです。

特に学力層が中間層、つまり志望校の基準となる偏差値付近にいる生徒は当然その影響を受けやすくなると言えます。

ですが、私立学校には併願受験と専願受験という制度があります。

専願受験とは合格すればその学校へ行くというもので併願受験とは、いわゆる”滑り止め”です。つまり定員に対して丁度の合格者しか出さないと併願受験で他の学校へ入学した際に定員割れを起こしてしまいます。

なので多くは定員よりも多めに合格者を出す場合が多いのが現状です。

倍率で志望校を変えるべき?

結論から言えば「変えるべきではありません」。

受験は何が大事かといえば「子どもが行きたい学校かどうか?」です。

特に中学受験となれば、学校自体が少ないので倍率が高くなる中学校は多いですし、高校受験であれば併願受験が多いので定員よりも多く合格者が出ることが多いので倍率だけに惑わされないようにしましょう。

何よりも、ここへ行きたいという自分の想いが何よりも大切になります。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#695

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