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京の算数学問題#531
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
先日小4の壁というブログを書きました。
反抗期に突入すると気持ちのもやもやから成績が大きく下がってしまう生徒もいます。
思春期と成績って関係あるの!?と思われがちですが実は子どもにとっては大問題です。
今日は思春期と成績の関係についてお話ししていきます。
小4の壁で突入する思春期
9~10歳になると思春期に突入しそれに伴う課題や壁が生じることを小4の壁と言います。
この時期は精神的な成長と身体的な成長のバランスが崩れやすくなり、自我が目覚めることで他人と比べたり、好き嫌いがはっきりしたりと何かと精神的にざわざわする時期です。
もちろん勉強も難しくなるのですが、それ以上に自分の心のざわつきが影響し、今までできていた問題ができなくなったり急に成績が下がってしまったりする時期でもあります。
やらせようとすると成績は急降下
もしもこの時期に成績が下がった場合まず考えられるのは、難しくなった勉強についていけないことだと思います。
ただ、注意が必要で、本当に理解ができていないのか?そもそも反抗期に突入し集中できず人の話を聞ける状態ではないのか?は考える必要があります。
それゆえ無理にやらせようとした瞬間、大抵の子どもは勉強をやらなくなります。
この時期の生徒は1日で大きく変化します。
先週素直に落ち着いて授業を受けていたかと思いきや今日になりいきなりソワソワし始めたり急に集中しなくなったりします。
また、急に言うことを聞かなくなったりもします。
そんな時は「お!反抗期に突入したな!」とプラスに捉えてみましょう。
そんな時でも成績の低下を防ぐ手立てはあります。
そのためにまずは反抗期を認めることから。
対処法はコーチングではなく『カウンセリング』
最近コーチングというものが流行っていますが、この時期に大切なのはカウンセリングです。コーチングはもっと先、安定期に入ったら行いましょう。
この時期は自分でもコントロールができないぐらいイライラもやもやする時期です。
そのため、はけ口が必要なのです。
それが話を聞いてもらうこと。
ご両親は何かしてあげようよりも話を聞いてあげてください。
もしかすると何も言わないかもしれませんが、何かあったら相談してねと待ちに徹してください。そして話し始めたら何も言わずじっくりと聞いてあげましょう。
それが唯一の対処法です。
アドバイスは求められた時にしましょう。
ただ、アドバイスをしたからと言って聞いてくれるわけではありません。
アドバイスを求められた=信頼の証なので、無理に成果を求めないようにしましょう。
時にはぶつかることも必要
とはいえ時にはぶつかることも大切です。
親の考え方と自分の考え方が違うのはあたりまえです。
ぶつかる時こそ感情で関われます。
実は感情的に関わると子どもの感情が揺れ動きます。
その結果感情が豊かに成長します。
常に感情剥き出して関わることは控えねばなりませんが、時には親子喧嘩も良いコミュニケーションになります。
思春期は何かと問題や心配事が多い時期ですが、大丈夫です。
あまりご家庭の中だけで抱え込まずに学校の先生や私のような塾の先生、近所の人を頼ってください。
子育ては地域でするものだと私は感じています。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!