京の算数学問題#505
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「うちの子数学の成績がのびないんです」
「数学に苦手意識がある」
学習塾をやっているとこのご相談は非常に多いのですが、
「そろそろ成績やばいよ!受験があるのに!」とお子さんに言うもののじゃあどうしたらいいのか?というところが本音なのではないでしょうか?
今回は学年別につまづきやすいポイントと受験を見据えた勉強方法をお伝えしていきます。
数学でつまづくポイント
中学1年生は「文字式・方程式」
以前よりブログでよく取り上げているのが算数と数学の違いです。
今までよりもはるかに抽象的な内容を取り扱いますので、早ければ正の数負の数でつまづきが出てきます。
例えば3―(−2)=3+2=5なのですが、このマイナスひくマイナスがプラスになるという部分が腑に落ちず詰まってしまう生徒が多いです。これが第一関門です。
次に具体的な数字から文字に変わった途端特分数をつかった計算でつまづく生徒が非常に多いです。そして、方程式に入ると文字式と方程式の違いがわからず、うまく式がたてられなかったりします。
この文字式と方程式の部分が最もつまづく生徒が多い単元です。
ここで詰まってしまうと言わずもがな比例反比例以降も難しくなってしまいます。
中学2年生は「連立方程式と図形の証明」
1年生同様、文章題が長く難解になる連立方程式も2年生の大きなつまづきポイントです。
また、2年生から合同の証明という初めての単元が始まります。
数学なのに文章を書かないといけないので、きちんと問題を読み解きかつ、相手に説明をするスキルが求められます。
まさに中2の壁ですね。
中学3年生は「平方根」
3年生は基本1、2年生の延長なので、今までの学年の内容がある程度理解できていないと非常に難しくなります。
ただ、特に平方根は新しい概念でありながら、√の計算において展開公式や因数分解を用いながら計算を進めることが必要です。
特につまづきを感じるのが平方根ですね。
できないことは悪いことではない
まず前提として、できないことは悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
できないからやっても無理だと感じたらまずはやり方を変えてみましょう。
ただ、なかなか言うことは聞いてくれません。
「できたら苦労しねえわ!」と思っているからです。
それは本人が成功体験を積んでいないからと言う部分もありますし、そもそもやり方を知らないからというのもあります。
その上で、、、
まずは教科書レベルから取り組もう
まずは教科書の例題レベルが解けるようになることを目標に取り組んでみましょう。
もしかしたら自分でも解けるかもしれないという希望を実感するのが最初のステップです。
教科書ガイドを利用するのも1つの方法です。
教科書ガイド購入の際は教科書の出版社にご注意ください。
学校のワークは意外に優秀
教科書の例題レベルの問題が解けるようになったら、学校のワークの基本問題に取り組んでみましょう。
京都市の公立中学が活用しているワークは割と優秀です。
問題料も多いですし、基本問題から応用まである程度まとまっています。
ポイントは悩みすぎないこと、5分考えてわからなければ解説を読みましょう。
そして、解説を閉じて自分で解いてみましょう。
この繰り返しが理解につながります。
数学とはプロセスの理解です。
解答の順序が身につけた数学の苦手克服はもう少しです。
スモールステップで1つずつクリアしていきましょう。
その延長に入試があるのです。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!