勉強に競争は必要なの?! 京の算数学#504

京の算数学問題#504

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

集団塾に通うメリットとして競争意識が高まるという要素があります。

実際に「競争意識を高めたい」というご相談も当塾には寄せられますが、実は子どもたちに必要な競争意識はメリットも多いものの逆効果になってしまう場合も多いのです。

今日は競争意識って本当に必要!?について私なりの考えをまとめていきたいと思います。

前提として競争意識のメリットは「人による」

まず必要か不必要か?を考える前に前提として人によることは知っておかないといけません。

競争意識のつけ方を間違えてしまうとやる気をなくし一切勉強しなくなることだってあります。逆にやる気を出し着実にレベルを上げていける生徒もいます。

その子のタイプをしっかりと見極めて適した環境を作ることが私たちの仕事なのです。

勉強で競い合うメリットとデメリット

では、競争意識をつけることでどんなことが起こるのでしょうか?

メリットとして考えられるのは、ライバルがいることによるモチベーションの維持、意欲的な情報共有、また、比較対象がいることにより自己分析も行いやすくなり結果的に社会に出た時に生き抜く力が身につくと言えます。

一方でデメリットは、できないことに意識を取られ過ぎてしまうと自己肯定感がなくなり精神的に悪影響を与える可能性もあります。友達との関係性も悪くなる可能性もありますし、目の前の競争にとらわれ本当の目的が見えなくなってしまうこともあります。

競争意識は何のため!?

結局競争意識は何のためかというと子どもが将来生き抜くために必要な力を身につけるため、いわゆる自立力をつけるためであると言えます。

つまり競争意識をつけなければ叶わない問題ではなく様々な方法の1つが競争意識を植え付けるということになります。

競争意識=自律心につながるわけではありません。

上には上がいる、下にも下がいる

競争意識と似た言葉で成功体験というものがあります。

「うちの子成功体験は多いはずなのに自信がないんです、、、」

そういうご相談もよく頂きます。

それは自身の成長を自覚していないからです。

いくら周りに比べてできたとしても自分で認めなければ上には上がいますし、下には下には下がいます。

成功体験は積ませようと思っても積ませることができないのです。

競争思考に向いているタイプ

競争思考でうまくいくタイプは「自分がわかっている子ども」です。

自分のことがわかっているというと「大人でもわからないのに!」と言われてしまいそうですが、そんなに壮大なことではなく、「何がすき?」「何が得意?」に答えられる生徒という意味です。

苦手なところは誰でもわかるのです。

ですが自分の好きなことや得意に関しては相応のトレーニングが必要です。

それが言えるということは自己分析ができるということです。

そうすれば競争した時に相手と自分をいい意味で比較し自分の得意を伸ばしていくことができます。

ですが、これがわからないと十中八九「私はできない人だ」という認識になってしまいます。

競争意識を勉強で良い効果として使うにはまず「何が好き?得意?」を聞いてみましょう。

そうすれば自ずと向き不向きがわかってきます。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#504

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