京の算数学問題#463
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
家で勉強を教えているけれど上手くいかない。
本当に理解しているのだろうか?
何回言っても定着しない、
そんな事はないでしょうか?
私も長年子どもたちと関わってきておりますのでこのご相談やお悩みは本当に良くお聞きします。
時には「何で先生が言ったら聞いてくれるの?」と驚かれることまであります。
今日は私が指導する時に気をつけていることをお伝えします。
是非ご自宅での学習にご活用いただければ幸いです。
勉強する主体は“子ども“
私は塾とは別に法人経営をしています。
その中で多く講演や教育事業者様へのコンサルティングをすることがあるのですが、毎回の様にお話しするのが「教育の主体は子どもである」と言うことです。
教育の目的は子どもが大人になった時、自分の力で生きていく力をつける。
つまりは人間力を身につけると言うものです。
周囲の人がいくら手を差し伸べてもその手をとる事を覚えなければ人間力は身につかないのです。なのであくまで子ども主体で学習を考えていく必要があります。
勉強≠させるもの
子どもが勉強が嫌だと言う主な理由が「させられている」と感じているところにあります。
特に今の時代の教育は感じるよりも考えさせるという事が主体になっています。
ですからみんな頭がいい。
ものすごく考える力が身についています。
それゆえやらされるのではなく自分でやろうと決意しないとなかなか行動には進めなくなってきています。頭で考えたくさんの情報を取得して整理して、納得してからようやく行動するのです。(あくまで油谷の感じていることですが、、、)
考えるな!感じろ!の教え方
私たちは大人です。
ですから論理的思考ができてしまいます。
数学や算数の問題でもなぜこうなるのか?を理解しようとしますし、それがわかった時になるほど!となります。
ですから子どもにもそのやり方で伝えようとしますが実はこれNGです。
特に小学生はなぜそうなるか?という法則よりも、これだけできた!という実感を積ませる方が圧倒的に伸びます。
理論の理解はもっと大人になってからでいいのです。
例えば実際にあったお話で、家で足し算の繰り上がりを教えていましたが、なかなか定着しませんと言うご相談。
実際に10という塊を作り、繰り上げるというところの解説をされていたもののなかなか定着しないということでした。
そこで私は時間を測り1分でどれだけ解けたか?を計測しました。
結果2問でした。
「もっといい僕がおすすめのやり方あるけどやってみない?」
本人の同意を得て、家での指導法と全く同じ10を作るというやり方を教えました。
再度同じ条件で計測します。
そうすると、今度は1分で5問正解することができたのです。
「先生!めっちゃできた!このやり方わかりやすい!」
そう言って生徒は嬉しそうに帰っていき自宅でこんなやり方をおしえてもらった!と楽しそうに話をしていたそうです。
後日お母様から驚きのお電話をいただきました。
実際教えていた理屈は同じことなんです。
だけどわかりやすい!という実感を持たせること。
そして教えてもらったことを実行したらできた!という体験をしてもらうこと。
私がやっていたのはこれだけなんです。
子どもの尺度はわかった!という実感というより、できた!という実感が大きいのです。
きちんと褒めていますか?
褒める事はとても大切です。
できたら褒める。
できなくてもできたところを探して褒める。
前よりここ伸びてるね!
これが私の仕事の様な気もしていますが、実際ちょっとした事でも褒めてもらえると子どもは本当に嬉しいものなんです。
それは小学生でも高校生でも変わりません。
「褒めるのが苦手なんです。」
安心してください私もそうでした。
絶対できます。
困った時は第3者の助けを借りよう!
とはいえお一人で抱え込むことだけは避けてください。
京都市内をみても学習塾はたくさんあります。
地域密着型の塾や私の様な新興塾また、大手の塾もあります。
困った時は気軽にご相談に行ってみましょう。
塾って思っているほど敷居は高くないんです。
特に地域密着型の私塾は快く受け入れてくれる塾が非常に多いです。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!