京の算数学問題#447
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
小学1年生の勉強ってどうしたらいいの?
小学1年生でつまづいているけれど大丈夫なの?
と不安になられる方も多いのではないでしょうか?
当学習塾は1年生から通える塾として運営を行っているのですが、面談の際によく頂戴するご相談が「つまづきと勉強法」「勉強を好きになってほしい」という内容です。
今日は実際に私が行っているアプローチやアドバイスをまとめていきたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
昔とは違う!今の小学生の勉強は難しい!!
まず前提として小学1年生の勉強は私たちが経験した時よりも100倍難しくなっていると思ってください!
喉元過ぎれば熱さを忘れると言うことわざのとおり
昔苦戦していた問題も喉元を過ぎればさも簡単なように捉えてしまいます。
これを心理学用語では心理的バイアスと言います。
加えて学習指導要領の改訂により「考える力」にシフトした学習内容では当然ただ解くのではなく考えるが加えられているのですから当然難易度は上がります。
「なんでこんな問題もできないの?」と思ってしまうかもしれませんが、安心してください。
できなくても大丈夫だって「昔よりも100倍難しいのだから」勉強しないと当然できません。
小学1年生が算数でつまづく理由3選
・繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算
算数の計算の基本は「わける」と「あわせる」です。
例えば
12+8=10+2+8=10+10=20となります。
実際に書いてみるとややこしいですが、これを頭の中でやっているわけです。
14-6の場合は
まず14=10+4に分けて
6-4=2として
10-2=8となります。
このように繰り上がりと繰り下がりは数の概念がわかっていなければ解けません。
ただこの数の概念は発達段階によって差が出る部分なので無理に教えても理解ができないところがあります。
・時計の読み方
時計を読むと言う問題も小学1年生の壁と言えるでしょう。
多くは長針と短針が何を意味しているのかがわからない。
短針を長針のように読んでしまう。
そもそも時間の認識がわからないと言うものです。
最近は日常生活でもデジタル時計が多いのでアナログ時計に触れる機会も減っていることも1つの要因ではないでしょうか。
・文章問題の解き方
小学生のテストは単元テストです。
つまり足し算のテストが終わったら足し算のテストです。
なので仮に文章が読めなくても適当に出ている数字を足しておけば正解してしまいます。
ただ、足し算と引き算が混ざった場合はとたんに読めなくなります。
またあわせては足し算でちがいは引き算だと言うふうに言葉との連動で覚えてしまうと、
文章の意味がわかっていないため違った単語が出てくれば途端に解けなくなります。
どうやって勉強をしたらいいの?
まず第一に「勉強嫌いにさせない工夫」が必要です。
具体的には、ご飯やゲームの前などご褒美の前に行うこと。また10分〜20分ほどの短時間で行うことです。
また、生活の中で学べることは学びましょう。
例えば時計は部屋の時計をアナログ時計にするだけでも学習機会が生まれます。
数の概念はパズルと似ていますのでパズル遊びを通して感覚をまず掴むことを心がけましょう。
特に小学1年生は「母と一緒に勉強したい」という気持ちが強いです。
小さな目標をたててスモールステップで一緒に勉強していきましょう。
勉強はコミュニケーションです。
勉強をこの子の将来のため!!と思ってしまうと責任感が勝ってしまいどうしてもうまくいきません。
親子コミュニケーションの一環が家庭学習であり結果的に将来のためになると考えてみましょう。
大事なのは続けることです。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!