今日の数学問題#389
数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。ゆたに たくやです!
「勉強が嫌いだ!」
かつての私もそうでした。
なぜ?と言われても答えるのは難しいのですが、学ぶ意欲はあれど面白くない。
学生時代の実体験があるのでなおさら生徒の「勉強嫌だ!」は理解ができるのです。
必要なものだから!と言われても人間というのは未来の目標よりも直近のやりたい事に流されてしまいます。
勉強嫌いが勉強を面白い!と言えるようになった実体験をもとに勉強嫌いのお子さまへのアプローチを考えていきます。
勉強嫌い!には特に深い理由はない
勉強が嫌いだ!と聞くと掘り下げたくなりますが、そんな必要はありません。
なぜなら勉強嫌いだ!には特に深い理由はないからです。
理由を明確に述べる生徒もいますが、それは表面上の理由であって本質ではありません。
「嫌=やりたくない」
なのです。
見るべきは嫌な理由ではなくやりたくない理由です。
僕が特に小学生の時勉強は嫌いでした。
とりあえずやって当然だからやらなきゃとは思っていましたが、特に嫌いな漢字や社会に関してはやりたくないが先行していたように思います。
人はレッテルを貼りたがる
勉強とひとくくりに言ってもさまざまな種類があります。
中学校では主要5科目+副教科4科目ありますし、細かく分ければ数学は代数、幾何とあります。
ですが1つ嫌いになると全てが嫌になってしまうのが人のクセです。
やっても出来ないという経験を必要以上に経験するとどうしても勉強=嫌だというレッテルを貼ってしまいます。
僕も小学5年生の時に漢字テストで0点を取ったことがあり、勉強もしていたのに取れなかった事がショックで何もかも嫌になったことを覚えています。
面白さの根幹は達成感
小学6年生になり母の紹介で家庭教師に来ていただくことになりました。
授業は算数でした。
国語は嫌いだったので拒否しました笑
学校の先取りができる事がなぜか嬉しかったのと何よりその大学生のお兄さんがとても面白い人だったので勉強をするというよりその人に会うのが楽しみでした。
そうするといつのまにか勉強に対する嫌悪感は無くなっていました。
理由は簡単でした。
予習をベースに進めていたら学校の先生の授業が理解できるようになり、テストの点数が上がりました。勉強して出来たという達成感を味わったからです。
食わず嫌いと一緒で勉強をやってみて「あ、これおいしいかも」と思ってしまったんですね。
そこからは意欲的に勉強するようになりました。
これはあくまで僕が単純だった話なのかもしれません。
ですが、その先生も私の両親も「勉強しなさい!」と一切言わなかったのです。
ある意味自分で選択をして勉強をした結果、結果が出たという成長のプロセスを踏んでたんだと思います。
勉強が面白い!というのは勉強に興味を持つという事です。
とはいえ妥協も必要なのが勉強
とはいえやはり好きな科目だけをやっていても問題があります。
嫌いな国語もやらねば高校受験があります。
本当に嫌いだったのですが、この時初めて親から勉強について言及されます。
「ある程度妥協せなな」
僕の性格上完璧主義なので、自分のこだわりを捨てきれずにいました。
ですが、どうしても勉強しないといけない時期になり、嫌嫌ながらもチャレンジしてみたのです。
そうすると意外なところに効果は現れました。
数学の苦手だった文章題や証明問題が急に理解できるようになったのです。
これは大人になってからわかったのですが数学と国語には非常に重要な関係性があります。
ここから、国語も嫌いな科目だけど面白い部分もあるじゃんとある種発見したのです。
面白さは自分で作り出すしかない
このように勉強を面白い!と思うきっかけはいろんなところに転がっていますし、色んな人が手を差し伸べてくれています。
ですがそれを見つけて手を取ったのは私でした。
子どもたちは自分で選択する力を持っています。
自分で自分の人生を決定する。
そういう自覚がある人ほど社会に出た時に幸せな毎日を送っています。
勉強も自分の意思決定の機会として大人側は捉えたいですね^^
ある意味、面白さを見つける力がこの子にはある!と仮定をして接してみるといいのかもしれません。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 ゆたに たくやがお届けいたしました!