今日の数学問題#349
数学コラム
数学を勉強している生徒を見ていると気づく事があります。
それは偏差値がなかなか上がらない生徒は自分で全て考えようとしているという事です。
例えば学校の課題に関しても何も見ずに解く事に集中しているのです。
1日は24時間しかないため結局はタイムオーバーになり勉強時間が減ります。
効率よく偏差値を上げている生徒は実は共通点があるのです。
今日は偏差値がグッと上がる生徒の共通点から問題集の使い方に焦点を当て解説していきます。
答えは見て良いもの
まずはじめに答えは見て良いものです。
小学校の時、丸つけは基本的に先生が行います。
中学に入っても丸つけは先生が行う場合が多いでしょう。
そのため自分で答えを見て丸つけをする習慣がなく、答えを見て解く事が悪いことのように捉えている生徒が大勢いるのです。
答えの丸写しはダメですが、わからない問題を長時間かけて解くよりも解答解説を読んで理解した方が圧倒的に効率がいいです。
段階を踏んで解いていく
もちろん最終ゴールは何も見ずに解答する事や応用問題も解けるようにすることなんですが、いきなり何も見ずに解いてやろう!とする生徒もいます。
これは結構高度なことなので、何も見ずに解く場合でも「5分考えてダメなら飛ばす」など時間配分をして解き終わってから解説を見て理解するなど段階を踏んで解けるようにしていくのが大切です。
何事も順番が大切です。
ゴールは何も見ずに自分で解けるようになる事
ただ解答解説を活用する勉強法はデメリットがあります。
それは「できた気になること」です。
私も経験がありますが、答えを見てその時はわかっている気がするのにテストになると全くできないという問題もありました。
この場合はわかったと思ったらもう一度その問題を何も見ずに解くというチェックをしましょう。
そうすることで理解できているかどうか?がわかります。
問題集⇄教科書⇄解答解説のサイクルを作る
やはり偏差値がグッと上がる勉強法の共通点は問題集と教科書と解答解説を上手に使い分けている事にあります。
教科書は基礎原理が載っていますので公式の成り立ちや基礎問題など非常に重要なものです。ですから教科書を蔑ろにして公式集に頼ってはいけません。
特に数学の場合は繰り返しが大事な科目ですので、教科書も問題集も繰り返し活用しましょう。同じ問題集を3周は解きたいですね。
解答解説はマーカーをつけます。
比較的長文の説明になる事が多いのでポイントを明確にするためにどこを見ればいいのか?どこでつまづいたのか?振り返った時に明確になるようにしておきましょう。
毎日コツコツ、実は面倒臭いことの繰り返しが偏差値を40から60にするいちばんの近道だったりします。
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