「色んな事に手を出した方がいい理由」今日の数学#309

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数学コラム

「色んな事に手を出した方がいい理由」

子どもたちを見ていると

・好奇心旺盛で広く浅く興味を示すタイプ

・1つの事のみを追求していくタイプ

に大きく分かれているように思います。

良く「好きを伸ばそう!」という話を耳にします。

とても素敵な事だと思いますし、私の教え子の中にも好きなPCが活きてプログラミングで大活躍している生徒もいますので、好きを伸ばす事の重要性を感じています。

一方で、好きを伸ばそうを「好きな事以外はやらない」と捉えている生徒や先生方のお話を耳にすると少し違和感を感じてしまいます^^;

好きな事を伸ばすほど別分野に手を出した方がいい

これは僕の持論なのですが、結構確信ついているような気がしています。

ご興味ある方ぜひ一読ください。

好きな事を伸ばすメリット

まず好きな事や物を伸ばすと言う最大のメリットは脳が活性化しやすいと言う事。

脳にはA10神経群という楽しい!ワクワクする!と感じた時に活性化する神経があります。

この神経群は楽しい!に大きく左右されますので苦手克服よりも先に好きな事にアプローチをかけ軸を作る方が圧倒的に効率が良いのです。

1つ注意点があるとしたら得意と好きは違います。

得意な事を伸ばすよりも好きな事を伸ばしましょう。

無駄な事の積み重ねが成果を生む

イチロー選手が取材で話していた「遠回りが1番の近道である。でないと深みが出ない」と言うお話

これその通りだなと思いました。

良くいうのですがA君とB君が全く同じ事を言ってもB君の意見が通ってしまうとか、

会社でAさんとBさんが同タイミングで同じ発言をしているのにも関わらず何故か採用されたのはBさんだった何てことはないでしょうか?

発言は何を言われるか?よりも誰から言われるか?によって大きく結果が変わります。

一見無駄だと思われることや自分の好きと関係ないことと思われる事をたくさんした方が本当に何が好きなのか?好きに対する想いがより強くなります。

実際やってみないとわからないというのは本当にそうで、やったからこそ結果に限らず学びが非常に多いです。

この学びが深みになっていくのではないでしょうか?

好きがわからない!とかこの職業だ!と思考が固くなってしまっている方はぜひ人からの誘いには乗ってみましょう。

動くと色々見えてきます。

生物学的に血が濃くなりすぎるとダメになる

サラブレッドの世界もそうなのですが、近親交配といった、近親同士の交配だと、病気になりやすかったりします。

生物学の世界ではこのような血が濃すぎると体質が悪くなるという考え方があります。

最近はビジネスの世界でも組織や会社を1つの生き物として捉えるような物事の見方が流行しており、実際に血が濃すぎる(例えば身内のみや同業種のみなど)とさまざまな問題が起こってくる可能性が高まると言われています。

これを好きな事に当てはめると同様で、好きな事だけを永遠やるのも否定はしませんが、好きな事だけをやり続けていると、比較対象がないので好きがわからなくなったり、本当にこれ好きなのかな?と疑心暗鬼になったりします。

好きが濃すぎるのです。

好きというのは嫌いがあって初めて好きが生まれます。

つまり嫌いなことや面倒くさいことも少しはやっておかないと本当の好きが見えてこないのです。

好きを伸ばす本当の意味

好きを伸ばすとは、自分の人生の主役になることだと思っています。

例えば僕は数学が好きですが生徒の中には数学が好きな子も嫌いな子もいます。

なんで数学が好きなの?と言われてもわからないのです。

無意識に何か好きなきっかけはあったのだと思います。

好きってその人しか持っていない生まれ持った才能や能力の一つだと思うのです。

ですから好きを伸ばすことこそが生まれ持った才能を伸ばすことに繋がり結果的にその人の人生そのものになっていきます。

余談ですが、僕は古典がめちゃくちゃ嫌いでやりたくもなかった人なんですが、社会人になり仕事のつながりで哲学の勉強会に参加して以来古典が好きになりました。

古典が好きになったことで数学のイメージ力もアップし証明問題や公式の理解などかなり深まってきました。

嫌いなことや嫌なことにこそヒントがあるのかもしれませんね^^

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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