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今日の数学問題#233
今日の数学コラム
「なんてこの子はネガティブなんだろうか」
そんな時、ネガティブ思考をなんとかしようと、ついつい励ましてしまうこともありますよね。
「気にしなくていいよ」
「もっと楽しもうよ!」
「もっと前向きに捉えようよ!」
実はそこには大きな落とし穴がありました。
励ましがネガティブ思考を悪化させる
実は海外の研究でネガティブ思考の方に前向きな言葉をかけると余計にネガティブ思考になるというデータがあります。
どうやら「そんなこと言ったって」「そう出来ていたら既にやっている」などと反作用的な思考になるようなのです。
ではどのようなアプローチが必要なのでしょうか?
ネガティブ思考は悪いことなのか
そもそもネガティブ思考は悪いことなのでしょうか?
ネガティブ思考は特徴として思慮深い傾向があります。
リスクマネジメントにおいてネガティブ思考の右に出るものはいません。
ポジティブ思考も地に足つかずになり調子に乗ってついついやり過ぎてしまうマイナスな側面もあります。
要するに捉え方次第だと思うのです。
現状を認知することでネガティブをコントロール
ネガティブ思考に最も必要なのは冷静さです。
現状を良く認知し、冷静に分析することによって打破していく力が養われていきます。
ポジティブに生きるためには励ましよりも現状を分析する力(認知力)をトレーニングする方が理に適っているのです。
今の状態を認識する力を養うためには、「今どういう気持ちなの?」とこちら側の聞く姿勢が大切です。
気持ちの整理ができるのは本人だけですので自分自身の声に耳を傾けている間は声かけは必要ありません。
じっくり話を聞いてあげましょう。
否定系は使わない
また、声かけにおいて、「○○してはいけないよ」と否定系の声かけはより一層迷宮へ誘う結果となるでしょう。
例えば緊張しやすい子どもに「緊張しない!大丈夫!」と言うとほぼ100%緊張します。
それは緊張という言葉を聞いた時点で緊張している姿をイメージしてしまうからです。
それよりも「リラックスしている」と肯定文での声かけは有効である場合が多いです。
イメージに訴えかける声かけ
「仮に〜だったらどう思う?」こういったイメージ療法は効果的です。
例えば、緊張するのであれば、
「堂々と発表できていたとしたらどんな気持ちになっていそう?」
「そのためにはどんな準備がいるかな?」
と具体的なイメージをしやすい声かけは有効です。
このようにネガティブ思考は悪いものと捉えずにしっかりと話を聞いた上で、分析する手助けをする事が大切です。
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