数学コラムの目次
今日の数学問題#226
今日の数学コラム
中学生になって勉強量も増えてくるとついつい
「休憩しよう!」
と気がついたら30分のつもりが2時間経っていた。
なんて事はないでしょうか?
勉強が好きな生徒でも5教科全て好きかと言われればそうではありませんよね。
そんな時、休憩で1度OFFになったスイッチをONにしてから勉強を再開するにはかなりのエネルギーが必要になると思います。
今日は休憩時間からスムーズに戻れるように心理学的なアプローチをご紹介していきます。
続きが気になる! ザイガニック効果
ザイガニック(ツァイガルニク)効果とは?
人は達成できなかった事や途中でやめた事の方が、やりきった事よりも覚えている。という現象です。
ゲシュタルト心理学のドイツのレヴィンは「人は欲求によって目標に向かって行動する時緊張感が生じるが、達成すると緊張感は解消される」という考えに基づき、ソビエトの心理学者ザイガニックは上記の理論を実験的に証明した。
また、ザイガニックは視覚情報と行動情報の視点からも研究をし、図形記憶においては完成した図形の方が未完成の図形よりも記憶できていることがわかった。
これは「実際に行動して覚える記憶は中断した方が定着」し、「視覚的に覚える情報の対象は完全な方が望ましい」ということです。
中途半端に終わらせよう!
テスト勉強をしているとどうしてもキリの良いところまで!と決めて、やりきろうとしてしまいます。
もちろん「やりきる」こと自体は大事ですが、記憶の定着ややる気のコントロールにおいては逆効果です。
ザイガニック効果は中断した方が良いのです。
つまり、時間を決めて解いている問題が中途半端でも終了し、休憩に入ります。
そうすれば中途半端に終えた事が気になり、休憩から勉強に復帰する時の後押しになってくれます。
寝る前の5分が勝負を決める!
寝る前の短時間学習も効果的です。
おすすめなのは暗記をすることです。
数学のような計算式を書くのはオススメしません。脳が覚醒します。
理科社会などの暗記科目や英単語、数学の重要国、国語の活用系などが良いでしょう。
そして、時間を決めます。
この時は出来るだけ5分のように短くしましょう。
あまり時間を使いすぎると目が覚めてしまい寝つきが悪くなる可能性があるからです。
そして朝起きたらまた、短時間でアウトプットです!
前日の夜に覚えた事をアウトプットしましょう!
好きな科目を中心に組み立てる
誰でも苦手な事はやるのにエネルギーが必要です。
好きな科目があった場合は日々の勉強スケジュールに短時間でも良いので加えましょう。
例えば僕なら数学が好きなので数学+英語、数学(計算10分)+理科+英語のような感じです。
そうする事で少なくともやる気が起きやすい科目がスケジュールにあるのできっかけづくりには最適です。
テスト勉強は社会人になるための良い練習になる
いかがでしたか?
このようにテスト勉強はスケジューリングや対策など、社会に出た時に重要な要素がつまっています。
学生のうちは5教科やこれをやりなさい!と言った明確な指示があります。
例えば点数は○点〜○点で評定が5になる事や、宿題はここをやりなさいなど。
ただ、社会に出て働き始めるとそんな事はありません。
もちろん明確な指示のもと実行する仕事もありますが、ただ言われた事をやっているだけではなかなか現状を打破できない場合が多いです。
テスト勉強をどう乗り越えるか?や目標に対してどう取り組むか?
点数が上がらなかったら何が原因なのかを考えるなど、いくらでも練習できるんです^^
どうせ勉強するなら自分のためになる勉強がしたいですよね^^
ぜひ、取り組んでみてください!