エビングハウスの忘却曲線について 今日の数学#166

今日の問題#166

食塩水

今日のコラム

エビングハウスはドイツの心理学者です。

忘却曲線を提唱し、初めて学習曲線に言及した人物です。

エビングハウスの忘却曲線とは?

引用:https://heart-quake.com/article.php?p=9963

エビングハウスは自ら無意味な音節を記憶しその再生率を調べたところ上記のような再生率になりました。

ここから復習の大切さや学習習慣のベースに良く塾では用いられるのですが、そこには少し誤解があります。

良く受ける説明としては20分後には100-58%=42%忘れてしまうという「忘れる事」に注目をした解釈になっていますが、本質は異なります。

エビングハウスが提唱したのは「思い出すのにどれだけ節約できたか?」です。

例えば最初にAという単語を覚えるまでに10分かかった。20分後に覚え直すと4分かかった。この場合は最初よりも2回目に覚えた方が4分節約できたという意味になります。

節約率は4÷10×100=40%となります。

また、練習量と反応時間の関係を表す学習曲線を提唱したのも彼です。

ただ、復習しなければもちろん忘れるので脳をうまく活用した定着方法を考えていきたいですよね^^

記憶の仕組みを知る

長期記憶は短期記憶の上に成り立ちます。

この記憶の基礎がワーキングメモリです。

ワーキングメモリは過去記事でも書いているのでトレーニングをぜひ行なってみましょう!

そして暗記については100個覚えないといけないとしたら5個ずつ覚えるよりも100個を覚えて復習を繰り返した方が最終的な再生率は高くなります。

そして、脳の海馬は生きるために必要だと感じたら記憶してくれますので何回も数をこなすという単純作業も実は必要なのです。

脳を動かすストレッチ

勉強は脳の血流を良くすると効率が良くなります。

例えば空腹時に行う事。脳の緊張感が高まるので集中力アップします。

逆に食後はしない方がいいです。血流は消化に回ります。

ストレッチや耳を軽く引っ張ってマッサージする。

血流が良くなり集中力が増します。特に耳は首の詰まりや脳内の血流を良くする効果があるのでぜひ行なってみましょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の解答#166

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