学習指導要領の改定について 今日の数学 #067

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今日のコラム

ロッテの佐々木朗希投手が登板した件でロッテ公式のツイートが「東京ドームは中学の修学旅行でファイターズ対マリーンズ戦を観戦した思い出がある」らしいと言ってたけど、中学の修学旅行でプロ野球観戦?!そんなのあるの?!

僕は小学校から高校も地元の公立校へ通っていたのでずっと平和学習でした。

小学校 広島→中学校 長崎→高校 沖縄

もちろんすごく刺激を受けたし勉強にはなったと思うけど野球観戦できたなら間違いなく行ってたと思うww

さて、今日は学習指導要領の変更についてのお話です。

2022年ついに高校の学習指導要領も変わります。

実は2019年から学習指導要領は改定が始まっていて、幼児教育から一斉に実施されています。移行期間を経て2020年には小学校、2021年には中学校、そしてついに高校です。

2022年の新入生から適用になりますので旧過程と新課程が混在するようになります。

センター試験が大学入学共通テストに変わったのもその一環です。

では何のために変えるのか?

大きくはグローバル化の加速です。

AI技術の発達により今まで以上に「考える力」が必要になってきます。

言われたことをやっていただけでは成長は見込めません。

なので、自分で考え実践することを軸に据えた教育に切り替わったんです。

具体的には

・言語能力の育成

小学校で英語が教科として実施されるように基礎となる読む聞く書くの能力を身につける

・プログラミング教育

論理的な思考力を身につける

・理数教育

データ分析や探究をする統計処理を身につける。

・道徳教育

自分ならどうするか?というさまざまな事象に向き合う

・消費者教育

成人年齢が18歳に引き下げられるにあたり、契約の重要性や消費者の権利と責任について学ぶ

などがあります。

なので高校数学の改訂も非常に恐ろしく、、、

「統計分野が拡大されます」

数学Aにおいては、数学と人間の活動として、空間座標や測量などリアルな活用法が追加、数学Bはベクトルが無くなり、数学と社会生活として統計分野が拡大され必須となった。

新たに数学Cが復活し、ベクトルと複素数平面、数学的な表現の工夫という新単元が追加された。

数学って本来抽象概念を学ぶ目的があるから、改訂内容としては良いとは思うんだけど今までの教え方ではかなり厳しいと思う^^;

考える力をつけさせたい意図は伝わってくるのだけど、さてそれを汲み取って授業できる先生がどれだけいるか?^^;

この改定が大きな負担にならなければいいけど、、、

実際昨年度の現場を見てるとコロナの対応で改定の準備があまりにも出来ていないので、相当しんどいだろうな〜

ただ詰め込むだけってのはやめてほしいなと切に願っています。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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