なぜ「かけ算」を先にするのか? 小学生が納得できるように解説してみた 京の算数学#807

京の算数学問題#807

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

今回は、計算の順序についてお話しします。特に「なぜかけ算を先にするのか?」という疑問について、実際に存在する物を使ってわかりやすく解説していきます。小学校で当たり前のように習う計算の順序ですが、その理由について説明できる方は少ないかもしれません。ぜひ、最後までお読みください。

計算の基本と単位の考え方

計算を行う際、私たちは数字を使って様々な計算をします。

しかし、計算の順序や単位について考えると、単なる数字が並んでいるだけではないことがわかります。例えば、以下のような問題を考えてみましょう。

足し算と引き算

例えば、3cmの棒と2cmの棒があるとします。

5cmの棒が欲しい場合、どうすれば良いでしょうか?この場合、2本の棒をくっつけて5cmにするのが足し算です。

対して、5cmの棒しか手元になく、3cmの棒が欲しい場合、2cmを切ることで3cmの棒を作るのが引き算です。

かけ算と単位

では、かけ算について考えてみましょう。

もし、1cm×2cmという計算をすると、結果は2平方センチメートルとなります。

ここで重要なのは、単位が変わるという点です。

1cm(長さ)と2cm(長さ)のかけ算で平方センチメートルという面積の単位が出てくるため、単位が変わります。

計算の順序と単位の一致

単位が違う場合、足し算や引き算をすることはできません。

たとえば、1cm(長さ)と2平方センチメートル(面積)を足すことは意味がありません。

だから、計算の際には単位を揃えてから行う必要があります。

まずはかけ算(または割り算)をして単位を統一し、その後で足し算や引き算を行うのが適切です。

実際の例で理解を深める

通常、学校で習う計算は単位がなく、ただの数字として扱われます。

しかし、実際には計算は物理的な概念に基づいています。

たとえば、棒の長さや面積など、実際に存在する物を基に考えると、計算の成り立ちが理解しやすくなります。

具体的な例

例えば、1こ30円のリンゴを20個買った場合。

30円と20個は足すことができません。

30円×20個=600円 とすることで合計金額が求められます。

つまり掛け算は異なる単位を掛け合わせることができるのです。

まとめ

計算の順序や単位について理解することは、数学的な思考を深めるために重要です。

単位が異なる場合に足し算や引き算ができない理由や、なぜかけ算を先にする必要があるのかを実際の物を使って考えることで、より深い理解が得られます。

アイデア数理塾では、このような実践的な学習を通じて、数学の理解を深めるお手伝いをしています。

以上、京都市中京区のアイデア数理塾よりお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#807

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