ピグマリオン効果で子どもの勉強モチベーションあげよう! 京の算数学#655

京の算数学#655

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

「人は他者から期待されると成果を出せる傾向にある」という性質があります。

ただ、この“期待”には注意が必要です。

今日のブログはピグマリオン効果をうまく使って子どもの勉強に対するモチベーションをあげよう!という趣旨のブログです。

ぜひ今後のご参考にしてくださいね!

ピグマリオン効果とは?

ピグマリオン効果とは「人は他者から期待されると成果を出せる傾向にある」という心理効果です。

アメリカの教育心理学の権威であるローゼンタールが行った実験によると、小学生を対象にテストを行い今後成績が上がる生徒がわかるテストとして実施をしテスト結果にかかわらず無作為に選んだ生徒を「該当生徒」として担任の先生に伝えます。

結果、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒の間には学力の伸び率の差が明らかに見られたといいます。

この事から、期待をされると人は成果が出やすい傾向にあるというピグマリオン効果が提唱されました。

ピグマリオン効果のメリット

「この調子なら合格できるね!」と本人が望んでいる目標に対して先生から褒められると勉強に対するモチベーションが上がり熱意も上がってきます。

それにより勉強量も増え集中力もあがります。

結果的に効率よく学習が進み学力は上がっていきます。

ただこのような結果をもたらすには、ピグマリオン効果の欠点を知らないといけません。

ピグマリオン効果の欠点

ピグマリオン効果を文字通り解釈してしまうと「子どもに期待をかける」事が重要に思えてきます。ですが期待をかけると良くないという子育てのお話は有名です。

この2つの期待はなんでしょうか?

ピグマリオン効果がうまく作用する期待とは「本人が望む期待」です。

例えばどうしても受かりたい学校がある。部活動で活躍したい。将来お医者さんになりたい。など本人にとっての目標に沿った期待であればピグマリオン効果はうまく働きます。

ただ、本人が望まない期待。

あなたは賢いんだから医者になりなさい!。やればできるんだから一流大学に行けば幸せになれる。など本人が望んでいない事に対する期待は逆効果となります。

これが重荷になる期待です。

子どもに期待をするのは大切な事ですが、本人が望む期待をするべきなのです。

それを子育て本では「子を信頼する」と表現されています。

信じる事が大切

表現を変えると期待をするとは信頼をするという事です。

大切なのは自分で困難を乗り越えられる力を持っているという信頼や本人は自分の得意を見つける力があるという信頼です。

ピグマリオン効果の根底には子どもに対する信頼があったのです。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

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