京の算数学問題#633
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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
算数の指導をしていると
「式は合っているのに答えが間違っている」
「答えまでわかっているのに数字を書き間違えている」
などいわゆるうっかりミスをしてしまう機会が多くみられます。
そもそもうっかりミスはなぜ起こってしまうのでしょうか?
今日は算数においてのうっかりミスについてお話ししていきます。
うっかりミスは無意識に起こる
「落ち着いてやればできるのに」
これはその通りなんです。
ですが本来うっかりミスは無意識のうちに起こってしまうものなので、ただ落ち着くだけでは無くなりませんし、根本解決にはなりません。
無意識で起こることは意識化に持ってきて初めて認知ができます。
例えばうっかりミスのタイプが単なる見間違えであれば「自分は見間違えてミスをしている」と言うことを自覚する必要があります。
子ども目線でのアプローチが必要
純粋に間違えたと言うのはあまり気持ちの良いものではありません。
しかも無意識の領域で起こるミスですから相当意識しないと改善されません。
なのでストレートに注意してしまうと「わかっているけどできない」「そんなこと言われても」という状況になります。
なのでうっかりミスを減らすためには伝え方にひと工夫が必要です。
うっかりミスが減る伝え方
うっかりミスが減る伝え方とは「改善方法とセットにした」伝え方です。
まずこんなミスをしているという無意識で起こったミスを伝えます。
例えば「なんでうっかりミスしたと思う?」と聞いてみましょう。
たいていの、うっかりミスは「見間違えた」です。
その場合は「眼の体操がいいよ」とか、「指で読んでいるところをなぞろうね」とか「見直しする時間をとろうね」というような、改善方法とセットで伝えましょう。
そうすることでこうしたらいいんだと言う安心感が生まれます。
子どもの「わからない」を考える
よく言うのですが、うっかりミスに含まれがちな「公式の覚え間違い」「足し算なのに掛け算をした」これは理解不足であり、うっかりミスではありません。
この境目をしっかりしておかないと理解が及んでいないのか、理解はしているけれどうっかりなのか?対策が打ちにくくなりますし、本人の悩みを改善に導くのは非常に難しいものとなります。
子どもの「うっかり間違えた」をしっかり分析する事がうっかりミスを減らす1つの方法です。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!