京の算数学問題#482
算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
算数というと特に文章題で得意不得意が分かれる科目です。
ですが国語の成績はいいのになぜ算数の文章題はうまく解けないのだろう。
これには明確な理由があります。
今日のブログが勉強のヒントになれば幸いです。
物語文と文章題は全く別物!
まず小学生の国語は大半が物語文になります。
物語分とはストーリーのある文章です。
ですので気持ちの変化などを問われる問題が多いのですが、
算数の文章題はそうではありません。
極端な事を言えば登場人物の気持ちはどうでもよく、ただ文章題に起こる事柄を整理して結論をだすための道筋を立てていくかなりロジカルな解き方です。
感情移入もしにくくイメージがつきづらいのも納得します。
算数は答えを求めていく過程で具体的に物事を考えるという側面があります。
そのため問題はかなり抽象的な文章になっている場合があります。
なので国語ができても算数ができるとは限りません。
これが算数のおもしろさです。
算数は抽象的な内容を具体的にする学問と言い換えることができます。
算数は論理的思考力が問われる
算数の文章題は論理的思考力が問われます。
なぜそうなったのか?
この計算をする事で何を求めようとしているのか?
そもそもこの数字は何を表しているのか?など物語文よりもかなり抽象的な文章構造になっているものを読み解き分解整理し、解答を導く必要があります。
これを論理的思考力といいます。
テクニックで解けてしまう算数の落とし穴
ただ文章題が極端に苦手でもテクニックを知っていれば解けてしまう場合があります。
小学生でいう特殊算はこういうふうに解く!というテクニック集のような要素があるため、実は文章題が苦手でも解けてしまう内容もあるのです。
また、今は掛け算の単元だから書いてある数字をかけていれば正解できた。
これも小学生流のテクニックであると言えます。
解ける=理解しているではないというのが算数のおもしろいところです。
キーワードは図ではなくイラスト!
もしも極端に文章題が苦手な生徒の場合はとにかく文章の内容をイラストにしてしまいましょう。
棒人間でもいいので何がどう動いているのか?を見える化してみましょう!
この時点でまだ答えは導き出せなくていいです。
文章の理解ができているか?にフォーカスを当ててみてください。
それが文章題突破のきっかけになります^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!