今日の数学問題#420
数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
三角定規ってなんで2枚なんだろう?
普通の定規だけで良くない?
確かに子ども達の疑問はごもっともです。
今日はそんな三角定規のお話しをしていきます。
三角定規とは?
三角上定規とは文字通り三角形の定規が2枚セットになっている主に学校での学習ツールとして使われるものです。
三角定規は30°:60°:90°と45°:45°:90°の2種類がセットになっています。
実は古代ギリシャですでに学校教育の中に三角定規は用いられていたらしく、歴史的にも非常に長いものがあります。
なぜ2枚なの?
まずこの2種類の定規の組み合わせは中学3年生で使用する三平方の定理また、数学Ⅰで学ぶ三角比で頻出の三角形です。
また、2枚ある事で組み合わせれば直線が180°の証明ができるなど様々な学びのツールとして用いることもでき、平行や直角など図形を学ぶにあたって必須の知識も学ぶ事ができます。
三角定規の穴ってなんであいているの?
三角定規の穴が空いているのにも理由がきちんとあるのです。
穴が空いている事で机の上の定規を取りやすくしたり、摩擦が減る事で紙の上で滑りやすくなります。また、プラスチック製のものが多いため、熱による変形を防ぐ意味もあるそうです。
学校で使用する定規や分度器など、一見大人になって使わないように見えても実は重要な意味があるのです。
数学は体験学習がしづらい科目ではありますので、角度を測ったり線を引く作業を通して、体感で覚えていくことも大切なのではないでしょうか?
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!