今日の数学問題#357
数学コラム
先日行った東大阪大学子ども学部の講義でのアンケートを頂きました。
今頂いた感想と質問を読みながら、感謝の気持ちを持ってお返事を書いています。
やはり支援や子どもの教育を学んでいる生徒さんたちにとっても眼からの学習面メンタル面へのアプローチは斬新だったようで、その点が良く書かれていました。
さて、今日は大学へ行くべきかどうか?と言うところをお話ししていきたいと思います。
私も大学生と関わる中で様々なご相談を受けております。
その中でも特に多い相談が大学2回生の時です。
リアルも合わせて公開できる範囲でお話ししていきます。
大学2〜3回生でぶつかる最初の壁
大学に入り1年は新しい環境に慣れる為に必死になる部分と新しい出会いにワクワクする部分とで気持ちの面でも前向きな生徒が多いです。
大学は地元だけでなく様々な地方から生徒が集まりますので非常に刺激になります。
そして2年目になると慣れが生じますし、大学の性質上自分がやりたい!と思って入った学部でも好きなことだけをできるわけではなく、一般教養科目や必須単位科目などある程度おもしろくないなと言われる授業も受けねばなりません。
「これで本当によかったのだろうか?」
「むしろ専門学校の方がやりたい事をできるのでは?」
そういう壁にぶち当たります。
大卒の方が給料が高いのはなぜ?
ではなぜ世間の皆様は大学へいけ!と言うのでしょうか?
元々の理由は大卒の方が給料が高いからです。
それは、自分の教育に対してどれだけのコスト(学費)をかけてきたか?自己投資をしてきたか?がわかりやすいからだと言います。
ただ、今の世の中は大学へ行けば給与が高いのではなく、大学へ行かないと選べる仕事が激減するという時代です。
つまり、とりあえず行くと言う思考になりやすい構造をしているといえます。
ただ逆にいえば「誰にでもチャンスがある」と言う事ですし、それだけ選びやすくなったといえます。
高卒で働いても良いのか?
もちろん問題はありません。
特に技術職に関しては日本の伝統的なものづくりの世界はどれだけ早く現場に入るか?が重要です。
独立を視野に入れている学生さんも増えてきていますので、高卒で起業し成功している学生さんもいます。
ただ、働くと言う事をしっかりと考えてからの方が良いかと思います。
働くと言うのは「社会の課題を解決」する事であり、その対価としてお給料をもらいます。
全ての会社は社会課題を解決する為に存在しています。
その点も考えてこの会社に入りたい!という想いがあれば面接も問題なく通ります^^
大学は行ける環境にあるなら行くべき!ただし、、、
大学に関しては、行ける環境にあるなら行くべきだと思います。
行ける環境とは、ご家庭の事情や金銭的な事情などです。
とりあえず行ってみるかも僕は悪いことではないと思っています。
ただ、良く言うやりたいことが見つからないという現象に陥った時に辞めると言う選択肢だけは僕は止めます。
ある種の逃げの選択であるからです。
やりたいことが見つからない生徒の多くは情報過多行動不足である場合が多いです。
SNSで多くの情報が勝手に入ってきてしまうので、今の現実と非現実の境目が曖昧になりやすくなります。それを現実に落とし込むのが行動です。
行動というのは何も大それたことではなく、アルバイトでも良いし、インターンでもいい、ネットで調べた企業を実際見に行っても良い、友達と旅行に行って色んな世界を見ても良い、頭で考えているだけではなく動くことではじめてこれやりたいかも!という芽がでてきます。
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