数学で身につく分解と集合の考え方 今日の数学#303

今日の数学問題#303

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数学コラム

数学で身につく力は何も計算だけではありません。

数学で身につく力は思考を整理したり新しいアイデアを生み出すための重要な思考力なのです。

今日は特に数学の考え方で重要な分解と集合についてお話ししていきます。

数学で培われる分解力

特に中学数学までは計算中心ですがその計算の中にも分解の要素は多く散りばめられています。

例えば小学生で学ぶさくらんぼ算もそうです。暗算で解けるように複雑な数字を一旦簡単な数字に分け計算しやすくします。

中学で学ぶ因数分解は典型的な例です。

このようにすでにある要素の中から必要に応じて分解を繰り返し自分がやりやすい形に変化させていくのが数学では重要な分解をする力となります。

この力がついてくると自分自身が問題にぶつかったとき丁寧に状況を整理することができます。

集合の力でチャンクを作る

数学では一旦分解したものを集合として新しく作り替えることをします。

例えば計算も一旦簡単な数字に分けてからまとめる(集合)作業をしますし、標本整理なんかは典型例です。

平均値や中央値などさまざまなデータに分解しそれを表として集合させデータ分析を行います。

この集合というのはチャンクという心理学用語で例えられます。

人の脳は容量はたくさんあるとはいえ、どうしても限界はあります。

ですので習慣という集合(チャンク)をつくり行動をパターン化していきます。

この集合を作るという能力は作業の効率化に大きな影響を及ぼします。

数学的思考があなたを強くする

この分解と集合の使い分けが基礎的な数学的思考力なのですが、この重要性について教えているところはなかなか無いのではないでしょうか?

数学的思考は計算が早くできるとか図形が得意だけではありません。

もっと大きな視点で捉えた時に人生において最も必要な能力になるのです。

これに関しては数学の得意不得意関係ないので是非その思考力にスポットを当てて日々の勉強に取り組んでいただければと思います^^

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

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