今日の数学問題#179
今日の数学コラム
人間の思考のパターンって面白い。
やる気の出し方1つとっても100人いれば100通りの出し方がある訳で、効果が現れるタイミングも違ったりする。
今日は僕がカウンセラーとして活動をしている中で実際に効果が出た方法をお伝えしようと思います。ケース1
ケース1「やる気を出すとどうなるのか?」
やる気って呪いのような言葉で、やる気を出せと言われてもいやそもそも出せないしとなる場合が多い。
今回のパターンは本人が「やる気を出した姿」を想像できてない事が一つの原因だった。
やる気を出したらどうなるの?
例えば勉強できるとか暗記ができるとかまずイメージをする事。
これができていないとどういう方向性で進むべきかがわからなくなる。
ケース2「やる気の定義の問題」
イメージが仮にできていたとして、それはどんな姿なのか?
・やる気に満ち溢れて必死になって勉強に打ち込んでいる
・完璧に英単語を暗記できている
・嫌な気持ちが一切ない
など思うだろう。
だけど、こんなことは絶対にない。
そもそもやる気が無くても行動自体はできる。
よく混同する言葉にモチベーションがあるのだが、モチベーションはmotive&actionの造語だつまり、目的を目指した行動という意味である。
一方でやる気とは気分や周りの環境に非常に左右されるものなので当然やる気に波があるのは当たり前の話になる。
大事なのはやる気が無くてもやらないと自分が不利益を被るものはやる意思の強さが必要だという側面もあると知っておくといい。
僕は基本無理はさせないが、無理をさせたほうがいい場面もあるという事を知っておくだけでも大事なことだ。
ケース3「その行動そのものにメリットを感じてない」
人間の行動は「利得最大の原理」という物があり、自分が無意識的に利益を感じると行動に移る場合が多い。
つまり、やる気がないと休んでいる場合は休むことややらないことによるメリットがなんなのかを認知する事が大切だ。
例えば良くあるのが受験勉強で勉強する気が起きない。
受験で落ちる受かるというイメージが湧かないために勉強をやらない休めるというメリットと高校へ行くというメリットとを比べた時に現時点で休める事によるメリットの方が大きく感じてしまうからやらないという選択をとっているという物。
ここへのアプローチは危機感をどれだけ持てるかしかない。
もちろんイメージ力をつけるためのトレーニングも必要だとは思うけれど、いかに危機感を持たせる事が出来るのか?現実的な話を第3者にしてもらうのが効果的です。
ケース4「成功体験が乏しい」
成功体験を幼少期から経験していないとどうせやっても無駄だと思うようになってしまう。
この場合は、まずは出来たことを具体的に褒める事が大切。
具体的に褒めていると始めは照れ臭そうにしていても意識づけは出来る。
次のステップとしてはプロセスを徹底的に褒めること。
出来たことを褒めるのは自信をつけるきっかけにはなるのだが持続はしない。
なぜなら成功=褒められるの認識になると出来ることしかやらなくなる場合が多いからだ。
始めは意識づけを行ってから、プロセスを失敗成功限らず褒めていくと挑戦する土台ができてくる。
ケース5「自分自身にプレッシャーをかけるタイプ」
勉強をしないといけない!と思うタイプの人に多いのが、勉強をしないといけないけれどしんどいからという葛藤の中でエネルギーを消耗していく事。
この場合は、1日何もせずに休もうと決めてしまってテスト前であろうとガッツリ休んでしまうという事。大事なのは明日の9:00から勉強するとか休みの後にいつ勉強をするのか?と予定を入れてしまう事。
休んじゃえ!が出来るようになるとこのタイプは自己コントロールが一気にできるようになる。
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!