今日の問題#130
今日のコラム
大学の進路選択をどうするか?
最近では大学受験の方法は多様化していて、一般入試以外にも公募推薦、AO入試、スポーツ推薦、指定校推薦などたくさんの選択肢がある。
弊社は塾の無料相談会も行っていてその際に進路相談もしているのだが、大学に行きたいがどこに行けばいいのかわからない。行きたい大学と言われても、、、と頭を抱えている学生を多く見ます。
実際進路選択って高校の環境にもよるものが大きく、進学校であれば周囲の雰囲気が1年生の時から、受験モードになっているのに比べ通常の高校だと2年生になっても進路が決まっていないことも良くある。
周囲の環境はすごく大事なのだが、今日は進路選択においてどのような点で準備をしていけばいいのか?に焦点を当てていこうと思う。
目標設定の難しさ
コーチングを実践していると良くわかるのですが、目標設定はとても大事です。
目標が無いと行き先がわからなくて迷子になるのと同じになります。
ただ目標設定は「生徒個人が望む、同意する」条件が満たされていないと意味がありません。
その上でどうしたいのか?を決めていく必要があります。
とりあえず大学へ行きたい
この目標でも全然OKです。
ではなぜ大学に行きたいのか?の理由が大切です。
・友達が行くから
・大学言っとかないと就職が苦しいと思う
・やりたい事がないから大学で見つけたい
どんな理由でもOKです!
言わされているのでなければ問題はありません。
そして、ここで重要なのは大学へ行きたいのなら少しでも可能性を高くしておく必要があります。
志望校がスタート段階で決まっている場合は別ですが、高校1年生の今の時期から文系だから理系には力を注ぎませんは、お勧めできません。
指定校推薦の可能性がなくなってしまうからです。
また、指定校は変えてもいいです。
よく宣言をすると変えてはいけない気持ちになりますがもちろん変えていいです。
志望校が変わるという事は成長している証ですし、自分自身と向き合っていないとその選択は出来ないと思います。
ですので、
- まず大学へ行きたいかどうか?
勉強したく無いから、専門学校へ行きたいとか働くという場合は、社会人になってからの方が何倍も勉強しますし、その選択によるリスクをしっかりと伝えておく必要があります。
- 今の行動が大学合格の可能性を広げているかどうか?
例えば、自分の好きな科目しかしません!と言い切ってしまうのも一つですが、それは自分の可能性を広げてくれる選択なのか?狭める選択なのか?をしっかり考える必要があります。(ちなみに僕は数学好きだったので数学しかやってなくて人の意見は聞くもんだな〜とめちゃくちゃ後悔しました。)
- そこへ行った時のメリットを自分が感じているかどうか?
最後のこの部分が一番重要です。
結局、本人がその選択にメリットを感じていないと意味がないのです。
人が良かれと言って行ったことも本人の為にならない場合があるのはその為です。
本人がメリットを感じて始めて自分ごととして捉える事ができます。
この3つの条件が大学受験の進路選択では特に重要になると思います。
大学はあくまで成長のプロセスでしかありません。
しっかりと本人が望んでいる形に近づけるようお手伝いをしていくのが私たちの役目かなと思います^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!