同じ答えになる式をつくろう!小1〜小3の算数好きな子と楽しむおうち遊び 京の算数学#1553

京の算数学問題#1553

答えが8になるたし算の穴埋め問題。3+□=8、□+2=8、4+□=8。

算数学コラム

「算数は嫌いではないし、計算もできる。この先、どんなことを一緒に楽しめばいいの?」。そんな小学校低学年のお子さんには、答えを出す問題に加えて、同じ答えになる式を自分でつくる遊びはいかがでしょうか。

例えば「答えが8になるたし算を考えてみよう」。3+5でも、4+4でも正解です。難しい学年の内容へ進まなくても、知っている数を使って「ほかにもあるかな?」と考える時間をつくれます。

用意するのは紙と鉛筆。まずは式を一つつくろう

今日は「答えが8になるたし算」をつくります。最初は、0から8までの整数を二つ使うルールにしましょう。まだ式を書き慣れていなければ、紙に丸を8個描いて、二つのまとまりに分けても構いません。

  1. 紙の真ん中に大きく「8」と書きます。
  2. 「二つの数をたすと8になる式を、一つ考えてみよう」と誘います。
  3. 一つできたら、親も別の式を書いて見せます。
  4. 子どもが乗ってきたら「もう一つ見つかるかな?」と続けます。

例えば、子どもが「3+5」、大人が「4+4」。どちらが早いかを競うのではなく、見つけた式を並べる遊びにします。一つできたところで終わっても大丈夫です。

保護者向けの答え:順番を区別すると9通り

このルールでは、0+8、1+7、2+6、3+5、4+4、5+3、6+2、7+1、8+0の9通りです。「3+5と5+3を同じ組み合わせと数える」なら、5組になります。

最初から全部を見つけさせる必要はありません。「逆にした式も仲間に入れる?」と、数え方のルールを親子で決めることも遊びの一つです。0をまだ扱っていなければ、1以上の数だけにして構いません。その場合は順番を区別して7通り、組み合わせとしては4組です。

算数が好きな子には「数の変わり方」を楽しむ問いを

式がいくつか並んだら、答え合わせだけでなく、気づいたことを聞いてみましょう。

  • 「1+7の1を2にしたら、もう一つの数はどうする?」
  • 「3+5と5+3は、どこが同じで、どこが違う?」
  • 「まだ書いていない式を探すなら、どんな順番で並べる?」

例えば1+7から2+6へ変えると、一方は1増え、もう一方は1減り、合計は8のままです。丸を一つ、片方のまとまりからもう片方へ移して確かめてもよいですね。

大人が先に規則を説明しきらず、「並べてみたら何か見えるかな?」と一緒に眺めるくらいでも十分です。言葉でうまく説明できないときは、指さしや絵で伝えてもらいましょう。

小1〜小3でも、学年より「今楽しめる範囲」で調整

たし算に慣れているなら、次の日は答えを10に変えてみましょう。ひき算を学んでいる子なら「今度はひき算で8にできる?」と、10−2や9−1を探せます。かけ算を学んでいれば、2×4も仲間にできます。

ただし、最初から計算の種類を全部混ぜる必要はありません。子どもがまだ知らない計算を、この遊びのために急いで教えなくても大丈夫です。「今日はたし算だけ」「明日はひき算も」と、一つずつ変えてみてください。

声かけは「速いね」だけでなく「そこに気づいたんだね」

例えば「順番に並べたから、抜けている式が見つかったね」「同じ数を二つ使う方法を考えたんだね」と、目の前の工夫を言葉にしてみましょう。ここで挙げているのは家庭での声かけ例で、実際の授業の記録ではありません。

答えが違ったときも、すぐに正解を言う前に「丸を描いて一緒に数えてみようか」と確かめられます。「どうして?」が続くと試されている気分になる子もいるので、説明を求め続けず、大人が自分の考えを見せる番もつくってください。

続ける目安は「もっとできた」より「またやりたい」

初めは3〜5分ほどを家庭での目安にして、飽きたり疲れたりしたら切り上げましょう。これは効果を保証する時間ではなく、始めやすくするための提案です。毎日必ず取り組む必要もありません。

紙を残しておけば、別の日に「前は8だったね。今日はどの数にする?」と続きを始められます。兄弟で遊ぶ場合も式の数を競わせず、それぞれが考えた式を持ち寄る形がおすすめです。

よくある質問

同じ式ばかり出てきても大丈夫ですか?

大丈夫です。別の式を出すことをノルマにせず、丸を二つのまとまりに分け直したり、大人が一つ例を出したりしてみましょう。今日は一つ確認しておしまいでも構いません。

計算が得意なら、先取り学習のほうがよいですか?

先の内容を知りたい気持ちを大切にしながら、今知っている計算で考えを広げる楽しみ方もできます。この遊びは先取りを否定するものではなく、「自分で問題をつくる」という別の選択肢です。

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京の算数学 解答#1553

答えが8になるたし算の解答。3+5=8、6+2=8、4+4=8。

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