時計が読めない子を解決!段階別練習(ちょうど→半→何時何分→経過時間)【低学年】 京の算数学#1318

京の算数学問題#1318

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算数学コラム

「短い針と長い針、どっち見ればいいの…?」
「“3時45分”って言われた瞬間、固まる…」

低学年の時計は、つまずきやすくて当たり前。
だって 12進法(時)と60進法(分)が同時に出てくるし、針も2本あるし、短針はじわっと動くし…情報量が多いんです。

学校でも、段階的に身につける前提になっています。

小1では「日常生活の中で時刻を読む」ことを扱い、小2では「日・時・分」など時間の単位と関係を学びます。
なので家庭でも、いきなり“何時何分”を完璧にさせるより、段階を刻むのがいちばん近道です。


まずは原因チェック:時計が読めない子の“つまずき”あるある

当てはまるものが多いほど、下の段階練習が効果的です。

  • 短針が「3と4の間」にあると混乱する
  • 長針の「1=5分、2=10分」が覚えられない
  • そもそも1〜12を順番に言うのが怪しい
  • 「あと何分?」(経過時間)が特に苦手
  • デジタルは読めるけど、アナログは無理

段階別練習(これでOK)

目安:1日5分 × 2〜3週間。
進み方は「できた段階を増やす」だけでOKです。

準備編:時計を読む前に“2つだけ”整える

① 1時〜12時をスラスラ(逆もできると最高)

まずここがあいまいだと、針がどこを指しても読めなくなります。

ミニ練習(30秒)

  • 1時→12時までを指でおいながら言う
  • 12時→1時まで言う

②「5とび(5,10,15…60)」を“口で言える”

分を読む土台を作っていきます。
5とびが弱い子は、分がいつまでも増えません。

ミニ練習(1分)
「5、10、15、20、…、60」って唱える(手拍子でOK)

※ここは時計の針と連動させるよりも数を数えられるか?が重要


STEP1:まずは「ちょうど」(○時)だけ

ここは“短針だけ”見る練習です。

  • 長針が 12 にあるとき
  • 短針が指す数字が「○時」

声かけ例
「長い針が12のときは、“ちょうど”だよ。短い針だけ見てね」

ここがわかると、次の「30分」が一気にラクになります。

STEP2:「○時半(30分)」を固める

  • 長針が 6 → 30分
  • 短針は ○と○の間 に来る(ここがポイント)

よくある混乱
「短針が4を指してないのに、4時半でいいの?」問題。

説明のコツ
「短い針は“次の時に向かってお引っ越し中”」
→ 3と4の間なら「3時台」なので 3時半

STEP3:分は“いきなり1分刻み”にしない(5分刻みから)

ここで一気に挫折しがちなので、まず 5分刻みで固定します。

  • 長針が 1 → 5分
  • 2 → 10分
  • 3 → 15分
    …という“5分の約束”を入れる

この教え方(まず5分・10分単位で読ませる)は授業の指導アイデアでもよく出てきます。

練習方法
時計の外側に小さく「5、10、15…」を書いた“学習用時計”を使う
(紙で作ってもOK)

STEP4:いよいよ「何時何分」(1分刻み)

1分刻みは、実はルールが1つだけです。

ルール

  • 長針の数字 × 5 = だいたいの分
  • そこから「何分進んだか」を足す

例)長針が「4と5の間」
→ 4は20分(4×5)
→ そこからちょい進み=21、22、23…(子の理解に合わせて)

ここで詰まる子の救済策

  • 先に「5分刻みは完璧」にしてから、1分刻みを足す
  • いきなり問題集をやらない(“針を動かす”方が効く)

STEP5:最後の壁「経過時間(あと何分?)」は“数直線”でやる

低学年の生徒が一番苦手なのはここです。

おすすめは時計ではなく、まず 時間の数直線

例)3:10 → 3:40 は何分?

  • 3:10 → 3:20(10分)
  • 3:20 → 3:30(10分)
  • 3:30 → 3:40(10分)
    合計30分

コツ
「10分ジャンプ」「5分ジャンプ」で刻むと成功体験が増えます。

1日5分の“段階別”練習メニュー(そのまま使ってOK)

Week1(STEP1〜2)

  • Day1-2:○時(ちょうど)だけ
  • Day3-4:○時半
  • Day5-7:ちょうど&半をごちゃまぜ

Week2(STEP3)

  • 5分刻みだけ(5/10/15/…/60)
  • “読める”だけでなく“作れる”(針を動かして言える)まで

Week3(STEP4〜5)

  • 1分刻み(1〜4分だけでもOK)
  • 経過時間(10分ジャンプ→5分ジャンプ)

ICT・プリント学習が増えた今のおすすめ(家庭で差がつく)

学校でプリントや端末が増えると、時計も「見て終わり」になりがち。
家庭ではこれが効果的です。

  • タイマー/ストップウォッチで「あと5分」を体感させる
  • アプリは“ゲーム感覚”でOK(ただし最後はアナログ時計に戻す)
  • プリントは 間違えた問題だけ、時計で針を動かして“作り直す”

うまくいかない時の対処(よくある詰まりポイント別)

「短針がどっちの時か分からない」

長針は見ないでOK。短針だけ見て「○時台」を言う練習に戻す

「分(5とび)が覚えられない」

→ 5とびを“暗記”じゃなく、手拍子・階段上り・縄跳び回数などで体に入れる

「デジタルは読めるのにアナログが無理」

→ むしろ普通。最初は
アナログ(針)→ デジタル(数字)の変換をセットでやると伸びやすい


アイデア数理塾では具体物を使った指導も行なっています

時計が苦手な子は、実は「数の順番」「5とび」「くり上がり」も一緒に弱いことが多いです。
家庭だけでしんどいなら、低学年の“つまずきの芽”をぜひご相談ください。


まとめ:時計は「段階を刻めば」必ず読めるようになる

  • いきなり何時何分をやらない
  • ちょうど → 半 → 5分刻み → 1分刻み → 経過時間の順が最短
  • 経過時間は時計より“数直線”が効く
  • ICTやプリントは便利。家庭では「針を動かす」に戻すのがコツ

学校も段階的に身につける前提です。焦らず、1つずつクリアでOKです!

京の算数学 解答#1318

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