数学コラムの目次
京の算数学問題#1288

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算数学コラム
「家ではゲームばっかりで……」
これは、本当によく聞く言葉です。
- 暇があればゲーム
- 勉強よりゲーム
- 集中力、全部ゲームに使ってる気がする
正直、心配になりますよね。
でも、塾で子どもたちを見ていて
よく思うことがあります。
ゲームが好きな子は、実は“算数向き”な子が多いです。
⚠️ここで言うゲームはスマホでできるような単純作業かつ依存性が高いものではなく、PS5やswitchなどの家庭用ゲーム機でRPGやローグライク、シュミレーションのようなロングスパンで取り組むものです。
①ゲームが好き=「試行錯誤」が苦じゃない
算数が苦手な子の多くは、
- 間違えるのが嫌
- 失敗したくない
- 一発で正解したい
という気持ちが強いです。
でもゲームはどうでしょう。
ゲームでは普通に…
- 何回も失敗する
- やられてもやり直す
- うまくいかない原因を考える
- 攻略法を変える
これ、算数では1番大事な力そのものです。
ゲーム好きな子は、
「失敗=終わり」じゃなく
「失敗=情報」だと思っています。
②条件を整理するのが得意
ゲームって、意外と条件だらけです。
- このアイテムがあるとできる
- この順番じゃないとダメ
- 制限時間がある
- ここに来ると敵が出る
これを頭の中で整理しながら行動しています。
これって完全に算数ですよね?
- 条件整理
- 場合分け
- 手順の組み立て
文章題や図形問題で必要な力と、ほぼ同じです。
③ゴールから逆算する力がある
ゲームが得意な子ほど、いきなり突っ込まずに考えます。
- 最終的に何をしたいか
- 今は何を集めるべきか
- どこを先にクリアするか
算数で言うと…
- ゴールを見る
- 途中の条件を考える
- 無駄な計算をしない
これができる子は、算数でも伸びやすいです。
④集中力は「ない」のではなく「偏っている」
「集中力がない」という相談も多いですが、
ゲームを1時間以上できる子に集中力がないわけがありません。
問題なのは、集中力がないことではなく、集中先が“勉強側に来ていない”だけ
勉強が
- つまらない
- 成功体験がない
- 失敗が怖い
状態だと、集中が向かないのは自然です。
⑤ゲーム好きな子が算数でつまずく理由
じゃあ、なんで算数が苦手になるのか。
理由はシンプルで
- 算数は「失敗が目立つ」
- 途中経過を評価されない
- 正解・不正解がはっきりしすぎている
ゲームは「やり方を変えればいい」けど、算数は「×をつけられて終わり」になりがち。
ここでブレーキがかかります。
⑥大人ができる一番いい関わり方
ゲームをやめさせる必要はありません。
むしろ、活かした方がいいです。
こんな声かけがおすすめ
- 「今のゲーム、どうやって進めてるん?」
- 「それ、最初から分かってたん?」
- 「失敗したとき、何変えたん?」
これはそのまま算数の考え方につながる質問です。
⑦ゲーム脳は、勉強に移せる
ゲームで使っている力は、
- 試行錯誤
- 条件整理
- 逆算
- 集中
- 継続力
どれも、算数・数学に必要なものばかりです。
足りないのは才能ではなく、
「勉強でそれを使っていい」という経験です。
最後に
ゲームが好きな子は、
サボっているわけでも、
怠けているわけでもありません。
ただ、
得意な場所が、まだ勉強に移っていないだけ
算数は、本来ゲームととても相性がいい教科です。
考えて、失敗して、やり直して、少しずつクリアしていく。
その感覚をつかめたとき、
ゲーム好きな子はびっくりするほど伸び始めます。
アイデア数理塾では
ゲームが好きな子に対して、
- 考え方を言葉にする
- 「どうやって?」を大事にする
- 失敗を責めない
- 攻略感覚で問題に向き合う
そんな指導をしています。
「勉強しない」の裏にある強みを、一緒に引き出していきたいと考えています。
京の算数学 解答#1288




