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京の算数学問題#1286

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算数学コラム
新しい年が始まると、大人の側も自然と気持ちが切り替わります。
「今年こそは頑張ろう」
「今年は変わってほしい」
「新学年に向けてちゃんとしてほしい」
その思い自体は、とても前向きで愛情のあるもの。
でも、新年だからこそ 声のかけ方には少しだけ注意 が必要です。
なぜなら、年明けの言葉は、子どもにとって
一年分の“期待”として強く残りやすいからです。
もちろん期待がダメというわけではありません。
過度なプレッシャーは逆効果になりますというお話です。
①「今年は〇〇しなさい」は、意外と重たい
よくある新年の声かけに、こんなものがあります。
- 「今年は本気で勉強しなさい」
- 「今年こそ成績上げよう」
- 「もう◯年生なんやから」
大人にとっては
「励まし」や「応援」のつもりでも、
子どもにはこう聞こえることがあります。
「去年の自分はダメやったってこと?」
「今年は失敗できないってこと?」
新年のスタートで、いきなりプレッシャーを背負ってしまう子も少なくありません。
②新年は「期待」より「安心」を先に渡す
新しい年に一番大切なのは、やる気よりも 安心感 です。
おすすめなのは、こんな声かけ。
- 「今年も一緒にやっていこか」
- 「無理せず、できるとこからでいいよ」
- 「去年もちゃんと頑張ってたと思うよ」
これだけで、子どもの中に
「今年も大丈夫そう」
という土台ができます。
安心できると、人は自然と前に進めます。
③「目標」を急がせない
新年といえば目標。でも、子どもにとっては
- 何を目標にすればいいか分からない
- 達成できなかった経験が残っている
ということも多いです。
そんなときは、無理に「目標を立てさせる」必要はありません。
おすすめの聞き方
- 「今年、ちょっと楽になりたい教科ある?」
- 「去年より、これできたらええなってことある?」
- 「今、困ってることある?」
目標を作るより、“気持ちを聞く”これだけで十分なスタートになります。
④去年と比べる声かけは要注意
新年はつい、こんな言葉が出やすくなります。
- 「去年は全然やったからな…」
- 「前はできてなかったけど…」
でも、子どもは過去を大人以上に引きずることがあります。
代わりに使いたい言葉
- 「去年より、ここは成長してるで」
- 「あの時より落ち着いてるね」
- 「考え方、ちょっと変わった気がする」
過去を責めるより、変化を拾う。それが、新年に一番効く声かけです。
⑤「結果」より「過程」を先に見る
新年はどうしても
- 点数
- 偏差値
- 成績
に目が向きがちですが、
年明けに見るべきなのは 行動の変化 です。
- 机に向かう回数
- ノートの使い方
- 質問の仕方
- 間違いへの向き合い方
ここに目を向けて、
「そこ、ちゃんと変わってきてるね」
と伝えてあげると、一年の伸び方がまったく違ってきます。
最後に
新年の声かけは、
大きな言葉でなくていいんです。
むしろ、
「今年も大丈夫やで」
この一言が、子どもにとって一番のエネルギーになります。
焦らせず、比べず、急かさず。
一歩ずつ進める一年にするために、まずは 安心できるスタート を。
アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
新年だからといって無理にアクセルを踏むことはしません。
- 今どこにいるのか
- 何ができてきているのか
- どこを整えたら伸びるか
を一緒に確認しながら、
その子に合った一年の始め方を大切にしています。
新しい一年が、
「やらされる年」ではなく
「自分で進める年」になりますように。
京の算数学 解答#1286




