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京の算数学問題#1226

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算数学コラム
「うちの子、プリントやドリルはできるけど、考えるのが苦手で…」
そんな声を保護者の方からよく聞きます。
確かに、プリント学習は“知識を覚える力”を育てるにはとても効果的です。
でも、これからの時代に求められるのは、
「正しい答えを出す力」より、「自分の頭で考える力」。
実はこの“考える力”、家庭でも十分に伸ばせます。
しかも、特別な教材は必要ありません。
「考える力」って、どんな力?
「考える」とは、単に“頭を使う”ことではありません。
たとえば次のようなことができる力のことを指します。
- 目の前の情報を整理する力
- 「なぜ?」と疑問をもつ力
- 自分の意見を持ち、人に伝える力
つまり、「考える力」は日常の中で育つ“生きる知恵”。
プリントで“答えを覚える”だけでは、なかなか伸びにくい力なんです。
家庭でできる“考える力”の育て方3選
① 「答えを教えず、問い返す」
お子さんが質問してきたとき、
すぐに答えを教えるよりも、こう返してみましょう。
👩👦「どうしてそう思ったの?」
👩👦「もし違う方法でやるとしたら?」
たったこれだけで、
子どもは“考え直すスイッチ”が入ります。
間違えていても大丈夫。
「考える過程」こそが、いちばんの学びです。
② 「生活の中に“学びの種”を見つける」
実は、考える力を育てるチャンスは
毎日の暮らしの中にたくさんあります。
- 買い物のときに「100円のものを3つ買ったらいくら?」
- 料理のときに「分量を半分にするにはどうする?」
- 天気予報を見て「雨が降る確率60%ってどういう意味?」
こうした“日常の中の算数・理科・国語”を、
子どもと一緒に考えるだけでOK。
「勉強しなさい」ではなく、
「一緒に考えよう」という姿勢が、
子どもの思考力を自然に引き出します。
③ 「間違いを恐れない空気をつくる」
考える力を伸ばす最大の敵は、“失敗を恐れる気持ち”です。
子どもが「間違えたら怒られる」と感じると、
チャレンジする意欲がなくなってしまいます。
家庭ではぜひ、
「間違っても大丈夫!」
「その考え方、面白いね!」
と、発想そのものを褒めてあげてください。
“安心して考えられる空間”こそ、
思考力を伸ばすいちばんの土台です。
「考える時間」は短くてもいい
「うちの子、じっとしていられなくて…」
というお悩みもよく聞きます。
でも、考える時間は長くなくても大丈夫。
1日5分でも、「自分の頭で考えた」経験を積み重ねることが大切です。
小さな疑問を積み重ねるうちに、
「自分で考えるのが楽しい!」という感覚が育っていきます。
プリントでは伸ばせない“思考力”とは
プリント学習は、知識を定着させる大切な練習です。
でも、それだけでは“応用力”や“発想力”までは育ちにくい。
プリントで「わかる」を、
日常で「考える」に変える。
このバランスこそが、
子どもの学びを深める秘訣です。
京都市中京区・アイデア数理塾より
アイデア数理塾では、
プリント学習に偏らず、「考える力」を育てる授業を行っています。
- 対話を通じて自分で答えを導く指導
- 失敗を恐れず、思考を楽しむ算数学習
「自分の頭で考える」ことを大切にすることで、
勉強が苦手な子も、“考えるのが好きな子”に変わっていきます。
まとめ
- “考える力”は、プリントではなく日常の中で育つ
- 「なぜ?」「どうして?」と問い返すことで思考が深まる
- 間違いを恐れず、安心して考えられる環境づくりが大切
- アイデア数理塾では、家庭でも実践できる“考える学び”をサポート
京の算数学 解答#1226




