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京の算数学問題#1186

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で数学・算数専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
今日は、中学生以上の生徒に特におすすめしたい教材 「計算の体幹トレーニング」 を紹介します。

なぜ「計算の体幹」が必要なのか?
中学や高校の数学で成績が伸び悩む原因のひとつに、計算ミスの多さがあります。
「問題の解き方は分かっているのに、符号を落とした」
「かけ算を足し算にしてしまった」
「最後の計算で凡ミス」
こうした小さなミスが積み重なることで、本来なら解けていた問題を落としてしまうのです。
特に高校生になると、複雑な問題を限られた時間で処理するため、正確で速い計算力が求められます。
ここで効いてくるのが「計算の体幹」です。
「計算の体幹トレーニング」とは?
この教材は、1分以内に60問の簡単な計算をミスなく解けるかを基準に設計されています。
内容はシンプルで、足し算・引き算・掛け算といった基本的な計算。
一見「簡単すぎる」と思われがちですが、実際にやってみると、
- 焦って符号を間違える
- 見直す余裕がなくてケアレスミスをする
- 思ったより時間がかかる
といった課題が浮き彫りになります。
計算ミスの正体をあぶり出す教材
この教材の良さは、「自分がどんなときにミスをするか」を気づかせてくれる点にあります。
- プラス・マイナスの符号
- 繰り上がり・繰り下がりの処理
- 焦ったときの見直し不足
こうした「自分のクセ」を知ることができるので、ただ計算を速くするだけでなく、ミスをしない体質づくりにつながります。
中学生・高校生にこそ取り入れてほしい理由
小学生の計算ドリルと違い、中学生以上は「スピード+正確性」が試験で直接影響します。
たとえば高校入試や模試、共通テストなどでは、時間配分を誤ると最後の大問に手が届きません。
「計算の体幹トレーニング」で基礎を固めておけば、
- 難しい問題に時間を割ける
- ケアレスミスで失点しない
- 数学の答案全体の精度が上がるという効果が期待できます。
まとめ
「計算の体幹トレーニング」は、ただの計算練習ではなく、自分の計算力をチェックし、鍛えるトレーニング教材です。
数学が苦手な生徒だけでなく、「解法は分かるのに点数が伸びない」という中学生・高校生にこそおすすめです。
計算はスポーツでいう「体幹」と同じ。
土台が安定すれば、どんな難問にも余裕を持って挑めるようになります。
京の算数学 解答#1186
