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京の算数学問題#1184

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉です。
小学生の勉強で意外と見落とされがちなのが「ノートの使い方」と「復習の習慣」です。
字をきれいに書くだけでなく、あとから見返して理解を深めるためには、正しいノート術と復習の工夫が欠かせません。
この記事では、小学生のうちに身につけておきたいノートの取り方と復習のコツを紹介します。
1. ノートを「整理する」意識を持たせる
小学生はまだ「ノート=板書を写すもの」と考えがちです。
しかし本来のノートは「自分の考えを整理し、あとで復習に使う道具」。
具体的な工夫としては
- 日付とページ番号を書く:いつの授業か一目でわかるように。
- 見出しをつける:単元名や問題番号を書いて区切る。
- 余白を残す:解き直しや先生の補足を書けるスペースを確保。
こうした整理習慣が、あとで見返したときに「勉強の道しるべ」になります。
2. 色ペンや線を活用する
ノートは白黒だけだと、復習のときに重要なポイントが埋もれてしまいます。
おすすめは
- 赤で公式・定義を書く
- 青で自分のミスや注意点を書く
- 蛍光ペンでキーワードを強調する
「色は3色まで」にすると見やすさを保てます。
大事なのは「見返したときにすぐ要点がわかる」ことです。
3. 問題と答えを分けて書く
算数・数学では、解答の手順をわかりやすく残すことが大切です。
- 問題文の要点を写す(図や数値も)
- 式と答えを段階的に書く
- 最後に=で答えをまとめる
この「手順を残す習慣」が、応用問題や文章題を解く力の基盤になります。
4. 復習は「短いスパン」で繰り返す
どんなにきれいなノートを取っても、復習をしなければ効果は半減です。
効果的な復習のタイミングは:
- 当日中(授業後30分以内):理解の浅い部分を埋める
- 翌日:記憶が薄れる前に確認
- 1週間以内:定着させる
短いスパンで繰り返すことで「忘れにくい知識」になります。
5. 「復習ノート」をつくるのも効果的
授業用ノートとは別に、間違えた問題や重要ポイントだけをまとめる「復習ノート」を作るのもおすすめです。
- 苦手単元をまとめて克服しやすい
- 定期テスト前の見直しがスムーズ
- 「自分だけの参考書」になる
時間がない家庭では、復習ノートは親子で一緒に作ってみるのも良い習慣づけになります。
まとめ
小学生のうちに「ノートの整理と復習のコツ」を身につけることは、中学以降の学習習慣の土台になります。
- 見返せるノートを作る
- 色や余白を活用して整理
- 問題と解答を段階的に書く
- 短いスパンで繰り返し復習
- 復習ノートで自分専用の教材をつくる
塾でも「ノートの取り方」で学力に差が出る場面をよく見ます。
正しい習慣を今から少しずつ取り入れて、子どもの学びを長く支える基礎を作っていきましょう。
京の算数学 解答#1184
