「小学生のゲーム・YouTube時間はどれくらい?学習との上手なバランスの取り方」 京の算数学#1152

京の算数学問題#1152

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

ここ数年で「小学生とゲーム」「YouTubeとの付き合い方」についてのご相談がとても増えています。
スマホやタブレットが身近になり、遊び方が大きく変わってきましたよね。

「気づいたら2時間もYouTubeを見ていた」
「ゲームをやめられなくて宿題が進まない」

こんな悩みを抱えている保護者さんも多いのではないでしょうか。
今日は、学習塾での実例を交えながら「家庭でできる上手なバランスの取り方」についてお話ししていきます。


1.ゲームやYouTubeがやめられない理由

なぜ子どもはゲームやYouTubeに夢中になるのでしょうか?

大きな理由は「達成感」と「快楽刺激」です。

  • ゲームでは「レベルアップ」「クリア」という小さな達成が次々に得られる。
  • YouTubeでは「次の動画」が自動再生され、気づいたらずっと見てしまう。

これは大人がSNSをやめられないのと同じ仕組みなんです。
つまり「子どもが意志が弱いから」ではなく、「仕組み上やめにくい」ことを理解してあげるのが第一歩です。

2.学習に影響を与えるのは「時間」より「タイミング」

「ゲームは1日1時間まで!」
こうしたルールを設けるご家庭も多いですが、大切なのは時間の長さよりタイミングです。

例えば、

  • 宿題を終わらせたあとにゲームをする
  • 夜寝る直前は避ける(脳が興奮して眠れなくなる)
  • 休日は午前中に勉強→午後にゲーム

このように「やるべきことが先、遊びは後」という流れをつくるだけで、勉強への影響が大きく減ります。

3.家庭でできるルール作りの工夫

ゲームやYouTubeを完全禁止にするのは現実的ではありません。
むしろ禁止すると、隠れてやる・友達の家で過剰に遊ぶ…と逆効果になることもあります。

おすすめは「一緒にルールを作る」ことです。
例)

  • 平日は30分まで、休日は1時間まで
  • 宿題と明日の準備が終わってから遊ぶ
  • 見る動画や遊ぶゲームは家族で共有

「親が決める」より「子どもと一緒に決めたルール」のほうが守りやすいんです。

4.塾で実際にあった成功事例

実際に当学習塾での改善例を考えても、毎日ゲームで宿題が後回しになっている生徒さんがお母さんと相談して、「ゲームは夕飯前の30分だけ」「そのかわり休日は午前中に勉強したら1時間OK」というルールを導入。

最初は不満を言っていましたが、2週間もすると習慣化し、宿題忘れもなくなりました。
「自分で決めたから守らなきゃ」という気持ちが芽生えたのだと思います。

5.親がかける声の工夫

禁止や注意だけでは子どもは反発します。
声かけは「切り替えを促す」言葉に変えてみましょう。

❌「いい加減やめなさい!」
⭕「あと5分で終わりにしようか」

❌「またYouTubeばっかり見て!」
⭕「宿題が終わったら続きを見ようね」

「ダメ!」ではなく「区切りをつける声かけ」が効果的です。

6.まとめ:大切なのは「共存」の発想

ゲームやYouTubeは、子どもたちにとって楽しみであり、友達との共通話題でもあります。
大切なのは排除することではなく、学習と両立できる環境をつくることです。

  • 時間より「タイミング」を意識
  • 親子でルールを一緒に作る
  • 「禁止」ではなく「切り替え」を促す

これが、家庭でできる一番現実的で効果的な方法だと思います。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
保護者のみなさんのお悩みが少しでも軽くなれば幸いです。

京の算数学 解答#1152

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