今日の問題#082
今日のコラム
最近はあまりテレビを見ないようにしている^^;
忙しいというのもあるのだけどニュース見てるとしんどくなる。
ウクライナ→コロナ→ウクライナ→コロナ、、、
やっとプロ野球だと思えば阪神9連敗。
唯一ワクワクしたのって選抜高校野球のニュースくらい。
見ないようにしてるとちょっと気持ちも楽になる。
情報のデトックスも必要だな〜と感じた今日この頃です。
ストライクゾーンは27分割で考える
さて、僕は大学に入ってから投手を始めました。
人より実績もなければポテンシャルも低いと感じていたので練習に加えてめちゃくちゃ勉強してました。
その中で重要視していたのが考え方を身につけるという事でした。
実は学習塾を経営しながら体の使い方や物の見方、具体的に言うとどう言うふうにイメージや意識をして体を動かすと良いのかを教えています。
なので弊社の生徒は未就学児童〜シニアの方まで多岐に渡ります。
今日は1つの事例を紹介いたします。
特に高校生で伸び悩んでいる投手の方に向けて書いていきます^^
・コントロールをつけたい
そんな悩みを持っている彼は確かにコントロールが悪い。
ストレートは力強く筋トレや練習は人一倍しているとのことでしたがコントロールが改善されない。そればかりかフォームをいじりすぎてキャッチボールすらまともに出来ない状態です。イップスの入り口とも言えるでしょうか?
彼のメンタルはボロボロでした。
なのでまずコントロールは何のためにつけるのか?と定義づけを行いました。
コントロールはなぜつける?
「試合を作るため」
では試合を作ったらどうなるの?
「チームが勝てる」
チームが勝つとどうなるの?
「うれしい」
そこから会話が進んでいきました。
野球は1人では勝てません。だからまず周りに意識を向ける事が大切なんです。
打たれても周りが守ってくれます。
コントロール=勝つためにつける=自分がうれしい
この意識を作りました。
次にストライクゾーンです。
彼は9分割で考えていました。だからこそストライクは入りません。
ストイックな人だからこそ陥った問題です。
試合後に反省するのはいいのですが試合中に反省してもいいことはありません。
なのでまずはストライクゾーンを4分割するように提案をしました。
上下左右だけです。
だけど上手くいかない。的が大きいからと言ってそこに投げられるかは別問題でした。
彼の考え方を聞いていると平面で物事を捉えているようでした。
つまりダーツと同じような感覚だったのです。
そこでストライクゾーンを27分割にするように提案しました。
ストライクゾーンを立方体として捉えるように提案をしました。
つまり変化球は曲げるだけでなくて前後(スピード)の変化もある。
曲がっていないといけないのでは無くて打者が感じた感覚が大切。
そして曲げる変化に関しては始点(まがり始め)と終点(キャッチャーが捕球するまで)の2点だけをイメージすることとしました。
その上で視空間認知能力とイメージ力アップのトレーニングをします。
立体的なゾーンのどこを通したいかを具体的にイメージするトレーニングをしていくと徐々にコントロールが良くなっていきました。
このようにイメージの問題でパフォーマンスが発揮できなくなる事は非常に多いです。
事実彼は、肘の使い方は、イップスになる使い方では無いと専門の方に言われたと言ってましたから。
イメージ力を鍛える事がパフォーマンスアップにつながると言うのがはっきりとした事例でした。そんな力は実は数学で鍛える事ができます。
そう考えると学校の勉強ってすごい意味がありますよね^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!