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京の算数学問題#1095

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で学習塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
突然グラグラと地面がゆれる「地震(じしん)」。
日本に住んでいると、1年に何回も体験することがありますよね。でも、どうして地震は起こるのでしょうか?
今日は、小学生にもわかりやすく「地震が起こる理由」について解説していきます!
地震が起こるのは「地面の下」が動いているから!
わたしたちが住んでいる地面の下には、実は大きな「プレート(=岩の板のようなもの)」がいくつもあります。
このプレートは、とてもゆっくりと動いていて、お互いに押し合ったりぶつかり合ったりしているんです。
そしてこのプレートがぶつかったり、引っ張られたりして力がたまると…
あるとき「バキンッ!」と岩の板がわれたり、ずれたりします。
このときに、たまっていた力が一気に放出(ほうしゅつ)されて、地面がゆれるんです。
これが「地震」が起こるメカニズムです。
プレートってなに?
「プレート」は、地球の表面をおおっているかたい岩のようなものです。
地球は「マントル」とよばれる高温のドロドロしたものの上に、プレートが“ういている”ような状態です。
このプレートは、1つではなくいくつもあり、毎日少しずつ動いています。
日本は、4つのプレート(北アメリカプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレート・ユーラシアプレート)の境目にあるため、地震が多い国だといわれています。
地震はどこで起こるの?
地震は、プレートの境目や、プレートの中にある“断層(だんそう)”と呼ばれる場所で起こります。
断層というのは、地面の下にある“われめ”や“ずれ目”のような場所です。
この断層にたまった力が限界を超えると、パキン!とずれて大きな地震が起こることがあります。
地震の大きさってどうやってわかるの?
地震の強さは「震度(しんど)」や「マグニチュード」という言葉で表されます。
- 震度:人が感じるゆれの強さ(0〜7まで)
- マグニチュード:地震そのもののエネルギーの大きさ(数字が大きいほど大きな地震)
例えば、震度1は「少しゆれたかな?」というレベルですが、震度6や7になると、家具が倒れたり、建物がこわれることもある強いゆれです。
地震が起きたときに大切なこと
地震が起きたときは、まずあわてずに「身の安全」を守ることが大切です!
- 頭をまもる(机の下にかくれる、ランドセルで頭をおさえる)
- 外にいるときは、建物や電柱からはなれる
- 火を使っていたら火を消す(※無理な場合は自分の安全を優先!)
そして、地震のあとには余震(よしん)といって、小さな地震がくることもあるので、すぐに外に出たりせず、先生や大人の指示を聞いて行動しましょう。
まとめ|地震はどうして起こるの?
- 地震は、地面の下でプレートが動いて岩がずれたりわれたりすることで起こる
- 日本はプレートの境目にあるため、地震が多い国
- 地震のときは「身を守る行動」が何より大切!
おわりに|「知っている」ことが安心につながる!
地震はこわいものですが、しくみを知って正しく行動することが一番の防災になります。
理科の学びを通して、自然のことや地球のことをもっと深く知っていきましょう!
以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
「小学生理科シリーズ」もぜひチェックしてみてくださいね!
京の算数学 解答#1095
