花が咲くしくみとは?小学生の理科でわかる植物のふしぎ 京の算数学#1081

京の算数学問題#1081

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で塾を運営している「アイデア数理塾」塾長の油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

春になると、道ばたや公園に色とりどりの花が咲きますよね。
チューリップやさくら、たんぽぽにアサガオなど、見ているだけで心が明るくなります。

でもふと疑問に思いませんか?

「どうして花って咲くの?」
「どんなきっかけで花になるの?」

今回は、小学生理科で学ぶ「花が咲くしくみ」について、やさしくていねいに解説していきます!


花が咲くのは、タネをつくるため!

植物が花を咲かせる一番の目的は、「タネをつくるため」です。
タネができれば、新しい植物をふやすことができます。

だから、花が咲くことは植物にとってとても大切なイベントなのです。

花が咲くまでのステップ

では、花が咲くまでには、どんなふうに進んでいくのでしょうか?
アサガオなどを例に、花が咲くまでの流れを見てみましょう。

① 芽が出て大きくなる

まずはタネから芽が出て、茎(くき)や葉っぱが成長していきます。
植物はこの時期に光合成をして、しっかり体をつくります。

これは人間でいう「体を育てる時期」にあたります。

② 一定の気温・日照時間になると準備スタート

多くの植物は、「日照時間(ひがあたる時間)」と「気温」の条件がそろうと、花を咲かせる準備に入ります。
このことを「花芽形成(かがけいせい)」といいます。

アサガオやキクは「夜が長くなると咲く植物(短日植物)」
ヒマワリなどは「昼が長くなると咲く植物(長日植物)」

といったように、咲くタイミングにも特徴があります。

③ 花のもと(花芽)ができる

準備が整うと、茎の先に「花芽(はなめ)」という、小さなつぼみのもとができます。

この花芽が少しずつ大きくなって、つぼみになり、やがて花を咲かせます。

④ 花が咲いて受粉が行われる

つぼみが開くと、美しい花びらが広がります。
この花の中には、「おしべ」と「めしべ」という部分があり、
虫や風の力で花粉が運ばれると「受粉(じゅふん)」が起こります。

⑤ タネができて、また新しい命へ

受粉すると、めしべの中でタネができていきます。
アサガオなら花がしぼんだあとにみどりのふくろ(実)ができて、中にタネが入っています。


花はいつでも咲けるわけじゃない!

花が咲くには、たくさんの条件が必要です。

  • 日の長さや気温
  • じゅうぶんな栄養
  • 根や葉が元気に育っていること

だから、たとえばタネを植える時期が早すぎたり、寒かったり、日が当たらなかったりすると、花が咲かないこともあります。

花が咲いたら、終わりじゃない!

花は咲いたあと、受粉→タネづくりへとバトンタッチしていきます。
つまり花は「植物の命のリレー」の中の一つのポイントなんですね。

まとめ:花が咲くしくみをふりかえろう!

  • 花はタネをつくるために咲く
  • 気温や日照時間がきっかけになる
  • 茎や葉が成長→花芽→つぼみ→花→受粉→タネ

おわりに:花の観察をしてみよう!

春から夏にかけて、いろんな植物が花を咲かせます。
家のベランダや公園で花を見かけたら、「どうやってこの花が咲いたのかな?」と考えてみましょう。

花が咲くしくみを知っていると、自然がもっと楽しくなりますよ!

以上、京都市中京区の「アイデア数理塾」塾長、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!

算数数学好き・理科好き、あつまれ〜!

京の算数学 解答#1081

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