「地球がクルクル回ってるのに、なんで気づかないの?簡単理科で解説!」 京の算数学#1033

京の算数学問題#1033

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算数学コラム

みなさんこんにちは! 

京都市中京区で塾を運営しております。 

アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

私たちが住んでいる地球は、常に回転していることをご存じですか? 

地球が回転していることを「自転(じてん)」といいます。

ですが、私たちは毎日地球の上で暮らしていても、 

「地球が回っている!」と感じることは、まずありませんよね。

今回は、 

「なぜ地球は回っているのに、私たちはその動きを感じないのか?」

という疑問について、理科の視点からわかりやすく解説します!


地球は本当に回っているの?

実は、地球が自転していることは、肉眼ではなかなか実感できません。 

ですが、科学的な実験によって、その事実が証明されているんです。

フーコーの振り子実験

1851年、フランスの物理学者レオン・フーコーが行った「フーコーの振り子」という実験があります。

何十メートルもの長さの糸に重りをつけ、巨大な振り子を作って揺らします。 

しばらくすると、振り子の振れる方向がゆっくりと回転していく現象が観察されました。

これは、地球が自転しているために振り子の動きに影響が出たという証拠です。

それなのに、なぜ私たちは回転を感じないの?

電車や新幹線の中を想像してみましょう

新幹線に乗っていると、実はものすごいスピードで進んでいるのに、 

車内にいるとあまり「動いている感覚」がありませんよね。

これは、自分と一緒にまわりの空気や物体も同じ速度で動いているからです。

地球の自転も同じで、 

私たち人間も、まわりの空気も建物も、すべて地球と一緒に同じ速度で回転しているため、 

「動いている」と感じないのです。

自転の速度も関係している

地球の自転速度は、赤道付近では時速約1,700kmにもなりますが、 

角度で言えば、1秒に約0.0042度という非常にわずかな回転。

そのため、人間の感覚ではこの変化を捉えることができないのです。


地球が回っていることで起こること

地球が自転しているからこそ、私たちの生活は成り立っています。

日が昇って沈む「昼と夜」のサイクル
地球規模での風の流れや海流
時差や季節の移り変わり

もし地球の自転が止まってしまったら…

半分の地域はずっと昼、もう半分はずっと夜
昼夜の周期が半年おきになる
夜の地域は冷え込み、植物が育たなくなる
海や空気の動きが止まり、異常気象が発生する可能性も…

私たちの暮らしは、まさに地球の自転の上に成り立っているんですね。


まとめ:地球が回っていることは「当たり前」ではない

普段は意識しないけれど、地球が自転していることこそが“奇跡”のような現象です。 

フーコーの振り子で証明されたこの動きは、自然の仕組みと私たちの暮らしをつなぐ大切な鍵でもあります。

「地球はなぜ回っているのか?」 

「なぜそれを感じないのか?」

そんな疑問を通じて、科学の面白さや自然のすごさに触れていただけたら嬉しいです!

以上! 

京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

算数好きあつまれ〜!

京の算数学 解答#1033

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